五島列島⑨ 久賀島(ひさかしま)
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黄色いチャーター船でお隣(北西)の久賀島(ひさかしま)へ移動
ここからは(ウチラより)若い女性ガイドさんに交代
この方もキリシタンの子孫ならではの興味深く胸打つガイドをしてくださいました。
久賀島・五輪(ごりん)港に到着です
オレンジ色の屋根に十字架の教会がみえますでしょ?
その手前にある木造の小さな建物、あれが旧五輪教会堂で、五島に現存する最古の木造建築の教会です
今回の旅で最も印象深く心に残ったのがこの教会でした。
元々島内の別の地に建てられていたのをこの場所に移築されました
この場所こそ潜伏キリシタンの弾圧の歴史が刻まれた場所なのです
江戸末期~明治。国によるキリシタンの摘発弾圧事件を「崩れ」と称しますが
大きな「五島崩れ」の際、大勢のキリシタンが閉じ込められた民家(牢屋)のあった場所なのです。
時は明治元年。政治が江戸幕府から明治政府に移っていました。
耳をふさぎたくなるよう激しい拷問の内容をガイドさんが淡々と話されます。
生々しく凄まじい内容は子々孫々語りつがれてきたのでしょう。どんな歴史書や文献でも「直接見た、聞いた話」には及ばないです。
明治14年この教会が建てられます。殉教者たちへの遺徳をしのび無念の思いを胸に・・
この地へ移築されたのは昭和6年(1931年)のことでした。
その内部が圧倒される素晴らしさなので、次⑩で写真載せますね
ちなみに地名の「五輪(ごりん)」ですが
ガイドさんの説明によると、大村藩の外海(そとめ)地域から、この五島列島に移り住んだ五輪一族によるもので
一族の長である家の名を「ごりん」と呼び、他の家々(親族)は「いつわ」と呼びならわしたそうです。
歌手の五輪真弓さんの、ご先祖はこちらの出身で、お父様は教会でオルガンを弾いておられたと伺いました。
つづく
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