自句自解370 一番星みて遊船に・・
一番星みて遊船に乗り込みぬ
(いちばんぼしみて ゆうせんにのりこみぬ)2009・9月
この時、隣にはAちゃんがいた。
二人とも、あの時あの船に乗ったことは覚えている。
では、他に誰がいたのだろう・・
吟行ではなかった。
俳句の講座を受けに大阪へ出て帰りに偶然目にした「アレ」にな~んとなく「乗ってみようよ」ということになったのではないか。
ならばSちゃんが居たはずで、M子さんもいたかもしれない・・
遠い遠い、夏の終わりの記憶。
季語・遊船(三夏)
川風に涼を求めて船を出し遊び興じることを船遊(ふなあそび)といい夏の季語になっている
その傍題として遊船・遊山船 等がある
船は八軒屋(はちけんや)の船着き場を出て、天満橋をくぐり大川を上る
源八橋を過ぎると桜の宮である
大坂城が見える
「大阪城ですよ。見た?見ましたね!よろしいね」
と言う感じでここでUターン。
大坂城のライトアップより目に付くのは
川に沿って城下の裾にきらめく
桜の宮ラブホテル街のなんとも賑々しい灯りの帯。
大阪に景観条例はないのか!いや裏に回って川から景色見る方がまちごうてる
天下人と庶民の対比で面白いわ。
これは・・俳句にならないわ
といった会話を今、思い出した。
湿気を含んだ川風が身にべたつく夜だったけど、それなりに楽しい思い出です。
ほな
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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