自句自解377 桔梗を揺らす・・
桔梗を揺らす庵主のもんぺかな
(きちこうをゆらす あんじゅのもんぺかな)2015/8月
お寺を維持管理していくのは大変な事らしい。
多くの檀家さんをお持ちのところでも、檀家自体が墓じまいをして、寺離れしていく昨今ですもの。
気になっているお寺があり、そこは庵主さんが一人で守っておられます。
立派な石庭があり、春の桜・こぶしに始まる四季折々のお庭は、尼寺ならではの柔らかさがあり、時期になると新聞の地方欄で紹介されています。
でも、あとあとどうされるんだろうと、少し心配。
もう80代半ばに入られたと聞きました。
父であった前住職から引き継いだこのお寺をずっと守って来られました。独身です。
実は、我が家のお寺さんのことも少し心配。
先代の「おおおじゅっさん」から40年以上のおつきあいです。
「若々しくてきれいな息子さんやなあ」とおばあちゃん(姑)が褒めていた今の住職も、アタシより(ちょっと)年上なので相当なお歳。
お子さんである寺の後継者が急な病で亡くなられたのはもう10年前です。
「おじゅっさん(住職)大丈夫?」
「うん。まだ(お経の)声でてはる」
「立つとき、ちょっとよろけはるけど、まだイケる」
というのが我が家のひそひそ話
まあ。先の事はその時その時で進むしかないわね
季語・桔梗/ききょう。きちかう/きちこうとも呼ぶ (初秋)
ほな
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自分の覚え書きです。
2022秋
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