自句自解339 万緑の入口・・
万緑の入口なりし丹の鳥居
(ばんりょくのいりぐちなりし にのとりい)2005・6月
昨日の№338と同じ時に詠んでいます
「丹」というのは「あか」のこと
丹頂鶴っているでしょ?
あの頭のテッペンのベレー帽みたいな「あか」
牡丹の丹もこの「あか」だとおもう(知らんで)
長命寺は本当に高いお山の上にあります
天辺ではありません。中腹です。
遠くから見ると深い深い緑色の真ん中あたりにポンとあかい鳥居が見えました
まるでそこが山の中に入る入口のように。
昨日の謎が解けました。同じ時に
「逆光の湖周道路や麦の秋」
というパッとしない(だからと言って他がパッとしているわけではない)句を作っていました。
それで思い出しました。
麦の秋というのは丁度この頃の季語で、麦畑が見えて青田も見える美しい景色のことを会話したのです。
誰と???ひっちゃん(夫)とです。
言うて悪いけど、夫は花鳥風月になんの興味も関心もない男でした。
しかしながら、「ほんまやなあ。そうやなあ」とあいづちは打ってくれました。
そう。私たちは彼が亡くなる数週間前に長命寺のすそ野ををドライブした(模様)です。
この時山の上(長命寺)にお参りしてたら、夫はまだ生きているかしら
な~んてね。
屁のツッパリにもならないことをチラッと思いましたよ
季語・万緑(三夏)
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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