自句自解327 酒蔵の階・・
酒蔵の階の軋みや走り梅雨
(さかぐらのかいのきしみや はしりづゆ)2009・6月
呑み会仲間でよう、酒蔵めぐりをしましたわ
研究会と称して・・・
京都伏見・灘五郷(西・魚崎・御影・西宮・今津)・伊丹・奈良
蔵元では必ず試飲をさせていただきます。それが目的。うぷ。
昔の酒造りの様子を再現してあるところもあり、古い道具など展示してあります
そんなお蔵の二階に上がらせていただいたときの句。
階段のきしむ音と走り梅雨が上手くいったかなと自画自賛の自己満足。調子こいて階段から落ちるタイプです。
・・・・
句仲間に誘われて、この4月から某市民カルチャーの講座を受講してますねん。
月に一回、12回(一年間)のコースで講師はNHK俳句の講師などもやられた著名な先生方
色々な先生の指導を受けるのは勉強になるし楽しいです。
で前回、講評の中で「中七のや切れは古臭い」との指摘がありました。
中七のや切れとは中七をやで切ることです(おんなじこと言うてる?)
指摘された友人は「え?そうなん?しらんかった・・・」といっていましたが、確かに私も「中七のや切れはなるべく避けましょう」と言われたことがあります。
別の見方をすれば中七を「や」で切っておけさえすれば「カッコ(格好)つきまんがな」ということです。
俳句は「型」ですので、いっきょに俳句っぽくなるということです。
まあ、いうたら楽チンコースですわ。
ハイハイ。ご指摘謹んで承りました。返事は一回でよろし!
古い素材を固くいう⇑⇑の句は、ぎりセーフにしておいてね
と。今日も訳の分からんことを言うております。
季語・走り梅雨(初夏)
「走り」とは季節にさきがけて という意味です。
暦の上の入梅はまだなのに、本格的な梅雨になるまえにそれっぽい梅雨もよう
ありゃま!もう梅雨?ってなところをいいます。
元来は出始めの食べ物に使う言葉なのですと。
よく、祖母が「はしり」って使ってました。
「初物は三年長生きする」なんて言ってね。
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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