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2024年3月13日 (水)

自句自解286 この街もAEONが・・



  

      この街もAEONがひとつ花曇
(このまちもいおんがひとつ はなぐもり)2023・3月

 

季語・花曇(晩春)
晴れているんだか曇っているんだか、よく分からない天気。桜の季節にはこんな日がよくあります。
花曇の「花」は桜のことです。
少し青の交じったグレーの空を透かして見える淡いピンク
頭上を覆うような、けれど憂欝ではない。生暖かい空気のぼんやりした「花曇」


旅好きな英語の先生が話をしてくれた
日本の都市と言われるところはどこに行っても同じだ
駅前に住友銀行と三菱銀行があり、街の真ん中には必ずNHKの鉄塔(建物)がある
お城のある街なら城とNHKと県庁・市庁はセットだ

あれから半世紀
汽車の旅が好きだった先生はお元気かしら
今なら都市といわずとも、中途半端な街も、どこに行っても同じですよ!と教えてあげたい。
今は車で旅することが多くなってるのですよ。
国道沿いには全国展開している見慣れた店舗が・・
コンビニ・作業服屋・GS・お食事処・カレー屋・コーヒー店
同じ造りの店。同じ看板がどの街にもどこに行っても・・
クローンみたいな日本の街。
(かねふくめんたいぱーく)ガンバレ

そして、一家に一台 ひとつの街にひとつの AEON
郊外型大型商業施設。なんかもうイオン一択みたいな勢いです。

長崎屋とかイズミヤとかシロ(ご存じ?)ってどこに行っちゃったんだろ
豊中(大阪府)にある日本最古のダイエーも取り壊しが決まっているって言うし・・

 

花曇の空の下、天空に浮かぶ城のようにぼんやり霞むイオン

この句はJRのどこか(京都の先だった気がする)の駅に停車した時に見えた風景
「いや~。ここにもイオンがあるわ!」
「イオンって、どこにでもあるなあ」
という会話から。

 

ほな。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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