自句自解273 たんぽぽを見つけし・・
たんぽぽを見つけし声の高かりし
(たんぽぽをみつけしこえの たかかりし)2014・2月
俳句する人って何にでも嬉しがる。面白がる。
特に季節を先駆けるものに弱い
理科の時間に「今日は春を見つけにいきませう」と学校周辺を探検するに小学一年生みたいにワクワクする。
でも、都会の子ってなにをみつけるんだろう。
蕗の薹(とう)や土筆(つくし)やレンゲソウははないだろうし・・
たんぽぽなら見つかるかもしれないね。
春を真っ先に教えてくれるのは青いオオイヌノフグリだと教わったけど
黄色も負けてはいません。たんぽぽ・レンギョウ・マンサク・サンシュ・・
希少と言われるニホンタンポポだけど、我が家周辺ではけっこうみかけます。
これからの季節、野原にも街角にも家のプランターにも色とりどりの花が咲きだす。
奥様!明るい季節を楽しんで下さいね。
季語・蒲公英(たんぽぽ)三春
原句は「たんぽぽを見つけし声の大きかり」だった。
当時の掲載誌では添削が入っていた。
「大きい」より「高い」ほうが 嬉しさが増すのか
見つけしの「し」に時制を合わせて「高かりし」にされたのか
先生の意図は推し量るしかないが勉強になった。
(「し」は、過去の助動詞「き」の連体形で、句の意味は「たんぽぽを見つけたときの声がおおきかった」となります。添削前の「し」の使い方は軽いキレのつもりです。文法的には誤用かもしれませんが、そんな使い方の「し」も指導者によっては容認されています)⇐興味ないよね、奥様。
次回3月1日更新予定です
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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