自句自解255 追伸に・・
追伸に蕪のレシピ寒見舞い
(ついしんにかぶらのれしぴ かんみまい)2012年1月
止めよう、終わりにしようと思いながら決心がつかないのが年賀状です。
十五年ほど前、ちょうどこのブログを始めた頃
「仕事も社会活動もしていない平凡な未亡人が、なんで120枚も年賀状出してるねん!」とぼやいていたのを覚えています。
それが今年は50枚を切りました。
自分自身は、もうやめたいと思いながら、
「賀状でのご挨拶は今年をもって・・」などとお知らせを受けると
なんか、淋しい気分になるのも事実です。
神奈川に住む京子ちゃんが「年賀状ね。断捨離してん。おたまちゃんには出すよ」といいました。
私は「どうでもいい人」のグループには入っていないそうです。
それも・・どうだかなあ・・
人の「断捨離」かあ・・。さぶい話ではありませんか。
短文のラインの言葉は誤解されやすく。変なニュアンスで伝わってしまう事があるようです。
何でも便利で早く済ませなくてもいいですものね。
会えない時はゆっくりとした気持ちで文でもしたためませう。
昔、春休みや夏休みになると必ず手紙や葉書をくれる人が二人いました。
一人は女子で「教室で、ろくに話をしたことがないのに、休みになると、おたまちゃんにこうして手紙を出す私って変な子って思ってるでしょ?」と書いてありました。
学校が始まると別に彼女と特段話をするわけでもなく、目があうとニッコリし合う変な仲でした。
もう一人は男子で内容のない中身のカードや葉書をよくくれました。この子とは大人になっても仲良しでした。
ああ。やっぱり「手書き」ていいですよね。
季語・寒見舞(晩冬)
寒さの折りに安否を問う見舞い。
歳時記には「旧年中に身内の不幸などで年賀を述べられなかった場合に交わすことが最近では多い」とあります。
蕪(三冬)も季語になっているのですが、この句の場合は「蕪のレシピ」という事で
季重なりはセーフなんだよ。と思ふ
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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