« 自句自解150 水際まで・・ | トップページ | 自句自解152 苔清水・・ »

2023年6月13日 (火)

自句自解151 一人居の・・



 

   一人居のトマト一個を持て余す
 (ひとりいのとまといっこをもてあます)2012・6月

 

季語・トマト(晩夏)
日本語で蕃茄(ばんか)赤茄子(あかなす)と呼ばれるようにトマトはなすびの親戚なんですって
今のトマトは色々な品種があり、大きくて甘くてフルーツみたいです
ウチラが子どもの頃はトマト嫌いな子が多かったけど、あれは固くて青臭くて酸っぱかったから。
昔のこどもにとって「トマトが甘い?んなアホな!」です

 

地平線の果てまでトマトハウス
オランダ・ホーランド州のトマト畑はすごかったです
あれは畑ではなく工場。(写真を見てもらいたくて記事を貼ったけど、写真なかったわ!m(__)mゴメンナサイ)
海外の(ってヨーロッパしかしらないけど)トマトはほぼほぼ固くて酸っぱい。
生食ではなく調理して食べるのに美しく柔らかく甘く皮が薄くなる必要はない。
火を加えてどうなるかが重要です。


少し前の日本人はトマトを煮炊きするという事がなかったから生で美味しく、どんどん品種改良をしたのでしょうね。
生でたべる野菜はとんかつが寝そべっているキャベツの千切りとか、畑で捥いだ胡瓜に塩付けて食べるとか、井戸水にぷかぷか浮かべて冷たく冷やしたトマトをかじるくらいでした。
ちょっと前の日本の食生活ってそうだったのね。
野菜サラダってなものは1964東京オリンピックで日本に入って来たという事です。

 

先日、懐かしい言葉に遭遇しました。
「御飯ごしらえ」 祖母や母が使っていました。
「もう、ごはんこしらえたん?」「はよ(早く)ごはんごしらえしなさい」

いい言葉だなあ。
家族のために、煮て、焼いて、蒸かして、すり鉢であたって・・・

ふと、ごはんごしらえに「生野菜サラダ」は入らんなと思いました。
洗って切って入れ物に乗っけるだけだもんな・・

 

それで、上の句のトマトは真っ赤で大きくて甘くて、宝石の名前がついてます。
この前買ったのは桃太郎って名前で、その前はサントリーが作っているトマトだった。
大きすぎてアタシの小鳥の胃袋じゃ丸ごと一個を食べきれません。

 


メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど


こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

 

| |

« 自句自解150 水際まで・・ | トップページ | 自句自解152 苔清水・・ »

俳句」カテゴリの記事

コメント

今日は懐かしくて何からかこうか迷う程、オランダのお野菜安くて美味しかったです、毎週のように国境を越えて買い物に行ってました、キュウケンホフのチューリップ畑も凄かった。子供の頃トマトは生暖かい物と言う記憶です、裏の畑から真っ赤に熟れたトマトをもぎ取りお砂糖を掛けてたべました、真っ赤でも酸っぱかったからでしょうね。こちらのトマトは硬くて美味しく無いですが彩りとかパスタにです。イタリアやスペインの方は如何なのかしら?何方か在住の方・・・。

投稿: パコ | 2023年6月14日 (水) 00時35分

★パコちゃんへ
大きなトマトを水平に輪切りにしてオイルで焼くなんて旅先の朝食で初めて知りました。
今では上にチーズをのせて我が家の定番です。
ブログ師匠のうばゆりさんがミニトマトが採れすぎてお味噌汁に入れていると聞いて真似っこしたらこれも美味しい。
トマトは火を入れると味も栄養価も増すそうです。
日本人は見た目を重要視するので、あんなにきれいな赤色を煮たり焼いたりして汚い色にするなんて思いつかなかったのかなあと思います。
オランダは骨太で(?どういう意味)良い国ですね。

投稿: おたま | 2023年6月14日 (水) 09時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 自句自解150 水際まで・・ | トップページ | 自句自解152 苔清水・・ »