自句自解88 靴投げて・・
靴投げて占う天気下萌ゆる
(くつなげてうらなうてんきしたもゆる)2010・2月
そんなので天気がわかるわけないやん
いやいやいや。先人の知恵を侮ってはいけない
もしかしたら科学的根拠があるのかもしれん
昔は靴ではなく下駄を蹴とばした。
下駄は木でできている
天気が続くと木は乾燥し軽くなる
それを蹴とばすと・・
ああ。どうして私はつまらんことにこだわるんやろ
そんなことどうでもいいじゃない。
あれはきっと、晴れか雨かを占うのではなく
「あした天気にな~れ」というおまじない(願望)だったのだ。
そうだそうだきっとそうだ
でも、なんで下駄を蹴とばした?
下駄は脱ぎやすく投げやすい。平ぺったいもんな。
キョービの子は下駄履いてないからそんな事してあそばなくなったんやな。
子どもの頃のうちら。あどけなかったな。
いや、今でもあどけないで、原っぱでじいさんばあさん打ち揃って靴を投げる
俳句作るために何でもやる。あほやがな。
そんなことより
「下萌ゆる」です問題は。
「下萌」という名詞はあっても「萌ゆ(る)」という動詞下二段活用はあっても
「下萌ゆ(る)」はおかしい。
「癒す」を「癒し」と名詞に使うくらい気持ち悪いでしょ(この使い方は遂に市民権を得たみたい・世間に負けて)
季語・下萌(したもえ)初春
野山に草が萌え出て春を告げる
著名な俳人の先生でもに、「したもゆる」と使われているのをみるが
やっぱり正しくないんと違いますか?
大きな声ではよう言わんけど。
どない思わはります?
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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