自句自解91 探梅や・・・
探梅や足裏に土を感じつつ
(たんばいやあうらにつちをかんじつつ)2017・2月
ふたり女子会をしました。
同じ句会に居られた方でお歳は私より10歳ちょっと上(たぶん)
辞められるときに「おたまさん。一度お食事しましょうね」と耳打ちされ
それからすぐ「コロナの嵐」がやって来ました。
何回かの予定変更(キャンセル)を経て遂にこの日が・・
3年がかりです。
10年以上も共に学び(しかも隣の席で)・・なのにプライベートでおしゃべりすることはありませんでした。
声がやさしく可愛い方だと思っていましたがFM局で17年間も番組のパーソナリティをやっておられたそうです
「人生で唯一、華やかな時代だった」と。それ以外の人生のことも・・「今日はおたまさんと沢山おしゃべりしようと思って来たのよ」と。
私が予約した店だっただからでしょうか
お店をほめて、きれいなお皿をほめて、お食事が運ばれるたびに喜んで下さって
(確かに美味しかった)
私はとても良い気持ちになりました。
デザートを済ませて、二次会はこの近くの梅の名所へお散歩
探梅行です。
梅は一輪たりとも咲いていませんが、そこがまたよろしうございます。
「今日は本当に楽しかった。良い一日だったわ」と散会。
別れしなに「おたまさんって楽しくて不思議なかたね」と言われました
いっこちゃん!言われちゃったよ「不思議ちゃん」って!
夜、お礼のメールがあり、その日、私が着ていたコートの事を句にしてくださっていました。
大急ぎであたしも作らなきゃ!
探梅の境内を歩いているとサア~っと風が吹いて幅5メートルもある絵馬掛けのの絵馬がフワッと浮いてカラカラカラと音がしました。
それを詠んだよ。(その句はここでは発表できない。ともったいぶる)
季語・探梅(晩冬):梅の香が春の先駆けを感じさせる。満開を楽しむ「観梅」よりも枝先の一輪を求めての「探梅」に奥行きを感じる。
俳人って物好きだなあ。傍題に春信・梅探る・春の便り
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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コメント
パコちゃんへ
四季がはっきりしている日本では季節の移り変わりに敏感なんでしょうね
それは「自然」に触れる機会が多いという事だと思うんだけど、日本人そんなに自然に気を遣ってないです。子どもなんかもゲームと塾ばっかり。
ウチラ年寄だけがワーワーと呑気な事を言うてます。
筍掘り。そこはきっと手入れされた竹林ですわ。
私は藪の中にしかはいったことがありません。
もっぱら目視でした。
投稿: おたま | 2023年2月14日 (火) 14時23分