自句自解59 赤ん坊抱いて・・
赤ん坊抱いて十夜の綱もたす
(あかんぼうだいてじゅうやのつなもたす)2014・12月
季語・十夜(初冬)
浄土宗の寺院で行われる念仏法要(陰暦十月五日夜半から十五日の朝にかけて行われる)
南無阿弥陀仏→なんまいだ→だぶだぶ ひと夜を通して念仏を唱える
信仰の深さ、というか人々が集い、庶民の慰安の側面もあったらしい。
歴史は室町時代にさかのぼる。
2014年。このころ、(中国史の勉強会で)よく墓めぐりをしていた。京都には歴史的な人の墓が沢山ある。
たまたま訪ねたのが京都の金戒光明寺でちょうどお十夜の準備をされていた。
ご本尊の阿弥陀様の(確か)手から太い綱が本堂の外まで伸びていた。
同じ時つくったのが
菩提樹の下に四五人十夜婆
唱へ唱へ唱へて十夜念仏かな
十夜婆も十夜念仏も季語になっている。
なんたるめぐりあわせと張り切って20句くらい作ったけど
もひとつやった(出来がね)
素材がマニアック過ぎるか!あたいの力不足か(それやね。絶対に)
それにしても、京都は知れば知るほど面白い
ちなみにこの金戒光明寺にはファンキーなアフロヘアーの仏さんが、おいやすのんどっせ。
この時、どなたの墓を探しに(お参りに)いったのか?
マニアック過ぎてつまんないとおもうのでCUT。
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