南イタリアの旅⑲アルベロベッロ
昨秋(2011・10)の旅のレポートを今頃しております
アルベーロベッロ
舌をかみそうな名前のこの町は「トゥルッリ」というキノコのような真っ白な家が密集した街です。
まるで、おとぎの国にきたみたい・・なんていわれますが
そもそも、税金(逃れ)対策仕様の家なんだそうですよ。
固定資産税だか住民税だかを、お役人さんが取り立てに来たら積み上げていた石の家をペチャンコにこわして。
「わしゃ、ここには住んどらん」
というらしいのです。
そういう、説明を前回のイタリア旅行でも聞いた覚えがあるので、こういうお家は見たことがあったような、なかったような・・・
ま、ずんぐりむっくりというのは可愛いものですね。
とんがり屋根の白い家々が、おとぎの国のような街並みを形成しています
シチリア島では、まず日本人に会うことはなかったのですが、本土上陸したとたんにジャパニーズだらけです。
とくに、このアルベールベッロは人気があり、我々が到着した翌日(たぶん休日)は怒涛のような日本人団体客が来ると聞かされました。
で、到着後すぐに夕方の散策。
住民のご夫妻。
夏は暑く(40度位)冬の寒さの厳しいトゥルッリの暮らしは、なかなか大変なようです。
道路の下には地下水が流れています。
トゥルッリを建てる職人さんが年々減少してきているそうで、伝統を受け継ぐというのは、たいへんなことですね。
何十年(聞いたけど忘れた)か毎に建て替えなければいけないって、決まっているそうです。
翌朝、早目に起きて、友人と二人、散歩にでました。
やってくるやってくる、団体バス。
皆さん、日本語です。
我々は二人なので、ツアーガイドさんらしき人や観光客が「向うのグループは、あちらの角を曲がりましたよ」と親切に教えてくださる。
どうも、迷子と思われていたようです。
それも、何人からも・・・
ほんま、日本人って親切ね。
日本でも言えることだけど、本当の昔の風情が残るのは観光客が押し寄せないところかもしれませんね。
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