平家栄華の夢の跡③
このブログを、ほぼ最初から懲りもせず読んで下さっている、匿名希望№1さんから、
「平家夢の跡」レポート、どないなってまんねん!ちゃっちゃと書いてしまいなはれ」(表現は関西弁ではない)という。
お叱り&励まし&催促が届いたので、ちょこっと、書いておきます。
うやむやにするつもりやってんけど・・・
どってこと無い、写真でしょ。
でもね、こんな失敗みたいな一枚の写真から
いにしえに妄想ロマンを馳せることができるなら・・。
そう。あなたはもう「時の旅人」。
な~んてね。
へたっぴな写真のいいわけをぶちかましておきます
ここは、JR新開地(写真左手)を湊町公園に沿ってぶらぶらと南下してきたところ。
正面が東。よって左が山側(北)。右が海側(南)です。
ヤンキー座りで地面をみれば左から右へ緩い下り坂であることがわかります。
注目は左右の大きな樹木。
幾星霜のうちに切り開かれ、道路に分断され、車が走っても、ここが、山から海へと続く原生林であったことがしのばれます。
気をつけて見渡せば海まで、名残の大木が点々と続いています。
(こんな話。みんな、おたまの妄想やから、そんなことに詳しいお方は、聞き流すのだよ)
次に注目していただきたいのは、この交差点。
ビミョウに歪んでおりましょ?ユガムが正しい?イガムは関西弁?
さいです。
ここは西国街道。肥溜乗せた牛やら、綺麗なネエチャンやらがにぎやかに行きかっていたのでしょうね。
もちろんこんなに広くはないですよ。
刀の鞘がぶつかって、「無礼者!手打ちに致す!」なんて山形勲や安部九州男(あっ!知らんかったらスルーね)がはしゃいでいたかもね。
西国街道が整備されるのは江戸時代なので、松山ケンイチ(清盛)が活躍した時代は、もちろんこのあたりは、さっきの巨木のジャングルだわさ。
以上の雰囲気を踏まえていただいて・・やね。
松ケンはなんと!!
北(左手)にある塩槌山を削って、南(右手)に人口島を作ろうとするわけですよ。
どない、思います?おっきいハナシやね。
何のため?
中国・宋との交易のためですわ。
前回お話しましたでしょ?覚えていない?ダボッ
もう、一回しか言わへんで!ついてきてや!
大輪田の泊へ大きな宋船を入港、停泊させるためには、南東の風よけとなる築島が必要だったわけです。
工事は難航を極めます。
塩槌山の神の怒りを鎮めるために祀られた
七宮神社
(しちのみやじんじゃ)
常夜灯の土台だけ・・
狛犬さんがなぜか四体。
しかも、おもむろに・・・
多分、阪神大震災で倒れたのを、まとめて置いておられるのだろう、ということでした。
工事が難航を極めるのは竜神様が怒ってはるからや!と考えた清盛は、人柱をたてます。
まあ、えげつない話やねんよ。
そこいらを歩いている旅人を20人、30人捕まえてきて、人柱にしますねん。
あたしみたいに、あっちにウロウロ、こっちにチョロチョロしてたら、すぐに人柱やわ。ブルブル。
それを、見かねた「松王丸」(ええとこのボンです)が身代わりを申し出、海に沈むのでございます。松王丸、オントシ17歳でございました(涙)
長くなったので、今日はここまでです。
NHK,ついにやったわ。
山本耕二(藤原頼長)禁断のホ○疑惑!きゃほ。
視聴率低いからね。
起死回生で壁をとっぱらったのね。
捨て去ったのね・・(おたま、私見)
そこらへん(保元の乱)書きたいけど、また横道にそれますわね。とほほ。
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コメント
おたまさんを人柱にしたら祟られそうだよ~
投稿: poo | 2012年4月19日 (木) 14時16分
NHKの平清盛。1、2見なかったのだけど、3から見てます。歴史に疎い私はドラマの清盛しかしらないので、清盛ねぇ……と触手が動かなったのですが面白いですね。
特におたまさんの解説でますます興味が湧いてきています。
松山ケンイチいいし。デスノートで藤原竜也くってたもんね。
投稿: ちがや | 2012年4月19日 (木) 21時45分
pooさん
人柱の話はあちこちであり、たいていは村の(ここ大事)若くて・美しい・娘・・
だったらしいわ。
きゃ~~こわ~いっ。おたま・・
ちがやさん
兵庫県知事の肩を持つわけじゃないけど、
アレはあかんやろ・・
きちゃな過ぎる。ゆうても、貴族社会を描いているんやし。そんな、昔の話にリアルを求めてないって!
と、思うのですよ。話も暗いしねえ。
せっかくの松山ケンイチを活かしてほしいですわ。
そうそう、喜界ヶ島って近くですか?行ってみたいわ。大河の中に出てくるかなあって楽しみにしてるんやけど・・
投稿: おたま | 2012年4月20日 (金) 10時30分
喜界島は鹿児島に位置して、奄美大島の近くですよね。
清盛に出てくるの?
宮古からはかなり遠いです。
奄美と宮古の間に、まだ沖縄本島がありますもん。
寄ってもらうには面倒ですけど、もし来られたら歓迎しますよ。
投稿: ちがや | 2012年4月20日 (金) 13時42分
ちがやさん。
そっかぁ・・じゃあ、鹿児島のほうがウンと近いのですね。
ここは、平氏にたてついた人たちが流されたところ(歌舞伎の中の話しか知りませんが)ですって。
この前、「俊寛」を観て来たので・・・
またUPしますね。ありがと。
投稿: おたま | 2012年4月22日 (日) 08時56分