ご縁
届け物があり、お三味線の師匠(80歳)の家に寄った
「ピ~ンポ~ン おたまですう・・」
師匠、球状の体を転がさんばかりに玄関に出てこられ
「お・おたまちゃん・・ささっ、あがって、あがって」
「イエ。今日はココで失礼させて・・・」
「だめだめ、貴女が来るのをまってたのよ。聞かせたい話があるのよ・・・」
女郎蜘蛛の巣か、はたまた蟻地獄か、身柄を確保さる。
師匠のまなこがぎらついている。やけに楽しそうだ。
・・・
七年前に熟年離婚をしたご長男を三年前に亡くされた
しかし、気の合う「元嫁」とはずーっと何も変らず食事をしたりお出掛けしたり、墓参りに行く間柄だ。
縁って不思議ね
その、元嫁が再婚することになった。
子ども達に後押しされて「お見合いパーティ」なるものに出席されたそうだ。
必要経費・会場・段取り・交際・・微に入り細に渡り、(いかなる目的か)私に話してくれる。
「これは、おたまちゃんに言わなくっちゃと思ってね」
再婚なんかしないよ。
(そんなにお金がかかるのなら・・・)
理由はそれかっ!
で、結婚式によばれているけど、どうしたものだろう
って「離婚した元夫の母」ってビミョー。
・・・・・・
話をしているとおとーさん(89歳)が部屋に来られた。
ごあいさつをする。お久し振りです。
「おたまちゃんか?」と言ってポロリと涙をこぼされた
「何か涙が出てきた・・」って
「感動をすぐしてしまふ老の冬」 作者不詳
コチラも元気なお姿を拝見してカンドーしたわ
大丈夫よ、おとーさん。
おたま、お嫁なんかにゃ行かないから。
けな気に強く生きてゆくわ。
何なら、函館の修道院でバター飴売って暮らしてもいいくらいよ。
・・・・・
でも、夜 息子が帰ってくると
とっ捕まえて「ねえ、ちょっと聞いて!」
「お・おたまちゃん、どないしたん?
まなこが、ぎらついてる・・・・」
てへっ
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コメント
御免(謝罪じゃなくて挨拶のゴメン)。
またまた勝手にブログ記事に無関係なことを書いてしまいますが、先日、夜中のNHKテレビで沢田研二を見ました。
ジュリー&ザ・ワイルド・ワンズということで、彼らがしゃべっくたり演奏したりの番組内容でした。
小生は当時に沢田研二にまったく興味がなかったのですが、いまは敬服している(そのへんの事情は自分のブログで書いている)。
テレビで唄っていた沢田研二ですが、部分的には西川のりおにそっくり。昔にギャグで西川のりおが沢田研二のマネをやってたのが理解できた気がした。
といってもジュリーはジュリー、カッコいいですよ。個人的には沢田研二のことを悪くゆう奴には、飛んでって頭のひとつもポカっと叩いてやりたいくらい。
ジュリー&ザ・ワイルド・ワンズは上は69歳から下は61歳までで、平均年齢は63歳。
小生は思うのですが、アイドルのファン層はそのアイドルの年齢の上下10歳まではたぶん存在している。
ジュリーは61歳なので、若い頃に彼の熱狂的なファンだった現在71歳の女性は絶対にいるはずだ。
素晴らしいじゃないですか。そんなふうにしてひとの思い出や心のなかに残るのですから。
テレビでジュリー&ザ・ワイルド・ワンズが演奏してた往年のヒット曲は・・・。
「シーサイド・バウンド」
「愛するアニタ」
「落葉の物語」
「想い出の渚」
小生は当時、小学生だったが、テレビで流れていたこれらの曲をすべて憶えている。懐メロだが、全部エバーグリーンな曲。
また演奏が素晴らしかった。ほんとうに素晴らしかった。当然といえば当然、彼らは現役のミュージシャンなのだから。
たまにテレビの懐メロ番組にちょこっとだけ出てくる元GSのスターとは違っている。
番組の続編が4月7日に放送される。可能なら見てみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=bCb1qKOhKvw
彼らが番組の終わりに演奏していた曲。
昔ふうのコード進行、メロディ、アレンジ。加瀬邦彦は同世代の人間にエールを送りたいと言ってたが、その意図は曲を聴いても感じられる。
歌詞に電話という言葉が使われているが、ケータイじゃないアナログっぽい電話の雰囲気がある。
投稿: もんどのすけ | 2010年4月 3日 (土) 07時57分
えーっ!もんどのすけさんってパンクロッカーじゃなかったの?
沢田研二を見たのか、見てしまったのか判らないけど、そういえばビートルズの初期メンバーの最初で最後のアルバムは「勝ってにしやがれ」だったわね。
おたまは、「ぎりぎり」の人が好きなのです。だから、ある意味、今の沢田研二、好きかも知れない。
でも、加瀬ちゃんはダメ。
地球上の32パーセントの成人男性を敵に回してしまうかも知れないけど、はっきり言うわ。潔く脱ぎなさいよ!
いいじゃないの、○○でも。
GSのシンプルかつ原初的な音楽の原点は誰でも知ってる「パンク」
なら、加瀬ちゃんも生き方そのものがパンクでなくっちゃ。
薬に溺れろって言ってるんじゃない、被り物を取れ!そういってるだけ・・・エールを送るのはそれからにして欲しい。
もんどのすけさんにも、言っておきます。
ベースで客を殴れっていってるんじゃないのよ。ベースも弾けず、歌も歌え無くてもいい。生活そのものを本物のパンクスとして「心」だけは失わないで下さい。
首にはいつも南京錠を。「勝手にしやがれ」です。よろしく。
投稿: おたま | 2010年4月 3日 (土) 15時49分
あせりました。
もしかしたら、小生の書いているブログが読むひとにそういう印象を与えているとしたなら・・・。
ちょっと書く内容を考え直さなきゃならない。
小生は性格的にはどこかで公務員でもしていて、皆に内緒でブログを書いているようなタイプ。
首にはネクタイを。「あまり勝手にしないでね」のタイプです。そういうことです。
投稿: もんどのすけ | 2010年4月 3日 (土) 17時40分
じゃあ、ナニですか?
もんどのすけさんは「テクノ」がお好き?
それは違うでしょう。おたまも成人式を何回もしているトシですもの、それくらい見抜けるわ。
ベースは年をとっても続けられます。(「破壊」は無理かもね)おたまの三味線もそう。「俺達・私達弾きたいように弾くぜ」
ファンキーなセッションを夢見て、お稽古しておきますわね。
聞く耳なんか持ってちゃパンクはやれない・安全ピンのおたまより
投稿: おたま | 2010年4月 3日 (土) 22時36分
おたまさん
バターなんか売るとこに行かないで、良いご縁を見つけて、嫁に行ってください。
お金持ちに限定。やさしい人に限定。うるさくない人に限定、おたまちゃんがいいと思ったことが僕のいいことだよ、って嬉がる人に限定、そんで、有り余るお金をもって、ここに遊びに来てください。
投稿: いっこにこ | 2010年4月 4日 (日) 04時20分
そ、そうね。いっこにこちゃんのおっしゃるとおりだわ。
三味線ロックで浮かれている場合じゃないわね。
あっ、それと、「男前」。これははずせないわ。あと、出来れば若くて活きのいいのがいいわ。・・・ああ、夢が広がる。
そうすりゃ。庭に穴を掘らずにすむわね。
そうか。その手があったのか。
投稿: おたま | 2010年4月 4日 (日) 07時53分