まぼろしのモテ系
やはり、もう一缶買っておこうか・・・ビールじゃ無くて
灯油
先週の日曜日。珍しく家に居た子「平凡」に言うと
「ウン、ついでにそのカードでガソリン満タンにしてくるわ」
おたまの要望と彼の利害が一致し色よい返事だ。
「ついでにユニクロに寄って、お祖母ちゃんの肌着
買ってきてくれないかな」
「ちょ・ちょとそれは・・・」
ユニクロのシルキードライとサラファインは年寄りにやさしい。
ドライ機能があって肌触りがよく、
襟ぐりが大きいので着脱も楽ちんにできる。
結局二人ででかけた。
未亡人の母&ヨメの来てが無い(見た目は少年の)30過ぎ
彼はまとめ買いセールのパンツを買った
「いいよ、遺族年金で買ってあげるから」と言ったのに、自分で支払っていた。大きくなったもんだ。
パンツのすそ直しをベンチで待つ。彼が言った。
「おたまちゃん、おたまちゃん。あの人なら お父さん って呼んでもいいな。ホラ、あそこで「お値打ち」品見てる人」
見るとほんに、富裕層・男性ファッション雑誌「LEON」から抜け出したような、というか
「LEON」で頑張って学習しているニッポン男子。というような素敵な方だった。
中高年になっても綺麗な体型を保つていらっしゃる。
それに姿勢が美しい。
うん。連れて歩くにはちょうどいい。
「どーよどーよ、おたまちゃん」
沈思黙考。考えに考えた。
そして、きっぱりと言った
「平凡ちゃん。お断りしてきて・・・
やっぱり、ひっちゃん(夫)がいい」
妄想中の母と子の前を横切って
その、「もてる・チョイ不良系」は後ろからやってきた奥さま(たぶん)と、とっとと帰っておしまいになった。
ハイハイ、うちらも早く帰りましょ
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コメント
あら~、やっぱり親子
よく似ていますね。イエ顔は分かりませんが思考回路が!
我が家にも嫁の来手がない30半ばのもっさり男がいるのですが、買い物に一緒に行くことは絶対にあり得ません。
母親の最先端のファッションが恥ずかしいと言って他人の振りをするのです。
どんなファッションか?って、ご想像に任せます。
投稿: うばゆり | 2010年2月25日 (木) 12時48分
駅のホームで偶然出会っても別の車両に乗り込むような、失礼な息子が、やはり、ずいぶん変りました。
電球を取り替えたり、ビンのふたを開けたりするのは、自分の役目だと自覚しているのでしょうか・・けな気な奴です。
ま、嫁を娶ったらまたまた、変るのでしょうね。
うばゆりさんちも、ファッションのせいではなく、まだ、自分の出番ではないと思っておられるのでしょう。
謙虚なご子息です。
投稿: おたま | 2010年2月25日 (木) 19時39分