伊勢神宮吟行・②
小学校の修学旅行は「お伊勢さん」という人が多いですね。
我が家の息子たち(兵庫県・南東部)は小学校で「ヒロシマ」中学校で「ナガサキ」でした。
われわれ世代の同級生はみんな「お伊勢さん」。
それが少なくなってきたのは、何なんでせうか。
そもそも、伊勢神宮は天皇家のプライベート宮社です。
こ・これは・・日○組あたりの横槍クァ~~
そういえば、うちらも高校の修学旅行で宮崎の「八紘一宇」搭に寄るかどうかで、先生方がモメてはった。
戦後68年。左翼政党でさえ天皇制打倒を声高に言わなくなった。象徴天皇は定着し天皇自ら「憲法を遵守」すると言っておられる。
これには「参っちゃうな」と感じる政治家もいるとかいないとか・・
話が横道にそれちゃうわね
つづきはウラブログへ・・・なんてね。
もちろん遷宮の年だけに行われます。
内宮神域の川原から採取された白石を新しいお宮の瑞垣(みずがき)内に敷くというものです。
草が生えたり土砂の流入を防ぐためのものだそうです。
採取された石は選別され宮川の水で洗い清められています。
ふだんは決して入ることの無い瑞垣内、この行事に携わる奉献団の方々は白装束です。
この、行事と重なったためか、すごく人が多かったです。
「こんなにも人ゐて静か御遷宮」 おたま
内宮前には沢山のお店がならんでいます。
江戸時代の「おかげ参り」にちなみ、その名も「おかげ横丁」があり、我々はこの中にある「山口誓子俳句館」を集合ポイントにして、とりあえず解散!
しっかり句を作ってきてや~~と叫びつつ「みたらし団子」店へ一直線の幹事・おたまでございます。
内宮(ないくう)と言っておりますが、正しくは皇大神宮(こうたいじんぐう)と申します。
伊勢神宮というのは、この皇大神宮の通り名みたいなものです。中にいらっしゃるのは天照大神(アマテラスオオミカミ)。暴れん坊の弟に頭にきちゃって岩の中に閉じこもっておしまいになった皇室のご先祖様(といわれてる)です。
で、5キロほど離れたところに外宮(げくう)がございますのよ。
正しくは豊受大神宮(とようけだいじんぐう)といい、アマテラスのお食事を司る神様が祀られています。五穀豊穣の守り神やね。
正式な参拝の作法としては「外宮から内宮へ」なのだそうですが、そんなこと言っちゃおられないのが、段取り第一のツアー会社の事情ってものです。
諸事情にしたがって、バスの車内で天むすを三個ほおばり、支給(ツアーの中に入ってる)のコロッケとおせんべいとお饅頭をいただきました。
そして、お約束の「集合時間に必ず遅れる夫婦。もう放置して出発するか!」事件などもはさみまして、押せ押せで夫婦岩へ参りました。
誰がエライって、一番最初にこれを「夫婦」と言い出した人やね。
そうじゃなきゃ観光名所にはならなかった。
ここ、二見浦は日本最初の海水浴場だそうです。
もちろん、デカイほうが奥さまですわ。
内宮で3時間の自由時間があったのですが、人が多くて移動に手間取り、こりゃあ、句会はムリでんな。ということで急遽帰りのバス内で短冊回し句会。
とことんやな・・そらぁ幹事がおたまちゃんやもん
という、悪口雑言をものともせず、任務遂行でございます。
なんやかんや言うてもみんな、良いのを作っておられました。
今年の御遷宮は第62回だそうです。
え~っと、これに20年を掛けたら・・・
終戦後の第59回は四年遅れの1953年でした。
今年の御遷宮にかかる費用は550億円だそうです。
どっひゃ~~~。
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