« 自句自解369 竜胆を見せむ・・ | トップページ | 自句自解371 秋めくや瓶回収の・・ »

2024年9月 7日 (土)

自句自解370 一番星みて遊船に・・



    

   一番星みて遊船に乗り込みぬ
(いちばんぼしみて ゆうせんにのりこみぬ)2009・9月

 

この時、隣にはAちゃんがいた。
二人とも、あの時あの船に乗ったことは覚えている。
では、他に誰がいたのだろう・・
吟行ではなかった。

俳句の講座を受けに大阪へ出て帰りに偶然目にした「アレ」にな~んとなく「乗ってみようよ」ということになったのではないか。
ならばSちゃんが居たはずで、M子さんもいたかもしれない・・
遠い遠い、夏の終わりの記憶。

季語・遊船(三夏)
川風に涼を求めて船を出し遊び興じることを船遊(ふなあそび)といい夏の季語になっている
その傍題として遊船・遊山船 等がある

船は八軒屋(はちけんや)の船着き場を出て、天満橋をくぐり大川を上る
源八橋を過ぎると桜の宮である
大坂城が見える
「大阪城ですよ。見た?見ましたね!よろしいね」
と言う感じでここでUターン。

大坂城のライトアップより目に付くのは
川に沿って城下の裾にきらめく
桜の宮ラブホテル街のなんとも賑々しい灯りの帯。
大阪に景観条例はないのか!いや裏に回って川から景色見る方がまちごうてる
天下人と庶民の対比で面白いわ。
これは・・俳句にならないわ

といった会話を今、思い出した。
湿気を含んだ川風が身にべたつく夜だったけど、それなりに楽しい思い出です。

ほな


メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど


こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
≪バックナンバー≫をクリックすると全記事が読めます
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

| |

« 自句自解369 竜胆を見せむ・・ | トップページ | 自句自解371 秋めくや瓶回収の・・ »

俳句」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 自句自解369 竜胆を見せむ・・ | トップページ | 自句自解371 秋めくや瓶回収の・・ »