自句自解378 とおすみに小流れ・・
とおすみに小流れの音途切れたる
(とおすみに こながれのおととぎれたる)2016・9月
季語・蜻蛉/とんぼ(三秋)
「とおすみ」は灯心蜻蛉(トウシントンボ)のことです
手持ちの歳時記に「とおすみ」という傍題はないが、当時,選をして下さった先生は野山の草や虫にものすご~くうるさい造詣の深い方だったので、季語として「通用した」と思っています。地方の言葉として受け取って頂いたのかもしれない。
ネットで調べたら、灯心蜻蛉=糸トンボ となっているんだけど
感覚として、ちょっとチャウわ。
糸トンボは糸トンボ。とおすみは、とおすみです。
敢ていうなら,クロイトトンボ??いや、やっぱりチャウ。
小さな流れに沿って歩いていました。きれいな流れ。この先ずっとずっと山の上は〇川の源流です。
「あっ!とおすみ!」誰かが声をあげました。
だれもが、静かに彼?彼女?が止まるのを待ちます。
期待通り何かの葉先に止まりました。
漆黒の羽根を折りたたみ真っ直ぐ一直線に伸びた姿を見せてくれました。
「おお!美しい」息を止めて見つめました。
先ほどまで聞こえていたせせらぎの音が消えた一瞬でした。
次回更新は10月1日です
ほな
≪お知らせ≫
来月以降この『自句自解』はメインブログで書くつもりです。
理由は、こちらの広告表示がエグイからです。
俳句に特化して書きたいとこちらの場所を使いましたが
広告の件に加えて、もうあちらで日常生活のブログはやらんやろ!と思ったからです。
来月、ここに居なかったら、あっちに行ってると思うので遊びに来てね
いつもアタクシの、独りよがりなヘボ俳句にお付き合い下さって感謝しております。エヘ。
メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど
こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
≪バックナンバー≫をクリックすると全記事が読めます
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
最近のコメント