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2024年8月 6日 (火)

自句自解354 熱中症に坐して・・



  

   熱中症に坐して八月六日なり
(ねっちゅうしょうにざして はちがつむいかなり)2019・8月

 

私の持っている歳時記では「熱中症」は季語になっていないけど
その内、正々堂々と「季語入り」するかもしれませんね。

暑気中り(しょきあたり)日射病(にっしゃびょう)はいずれも夏の季語としてあるんですよ。
夏負け・暑さ負けでぐったりしてしまう暑気中り
帽子もかぶらず蝉取りしていて目がまわっちゃった日射病

 

私たちが今経験している熱中症ってこのどちらでもないですもんね。
日本に日中気温40℃ という数字が継続して出現し出したのが2018年だそうです
それから毎年ぐんぐんと気温は上昇し続けています。
「地球、おかしいで・・」と顔を見合わせている場合ではないのです。

そやからと言うて、綺麗なだけのあたしに何ができます?
地球規模のこと、何かできます?‥‥悲しい

ひたすらに、己の生命維持を考えるのみです。
涼しい室内にじっと居る。
こまめに水分。ほどよく塩分。
しっかり食べて、ぐっすり眠る

熱中症は高温多湿な環境に体がついてゆけなくなり生じる症状でございます。
こんな暑さが毎年続いたら、そのうち適応できるからだになるのでしょうか
いまさら進化しそうもないアタクシの身体髪膚。

そんな事を思ふ八月六日です

被ばく79年。8時15分。
広島平和記念式典の様子をNHKでみながら黙祷
一語一語が身に沁みる広島市長の平和宣言。
子ども代表による頼もしい宣言。

その後・・プチンとテレビ消しました
岸田さんの言葉はアタシの精神衛生に悪いと思ったからです

季語・八月(初秋)

 

ほな。

 

≪夫・車谷長吉/高橋順子著(文芸春秋)≫ 読了
身の内に毒虫を飼う夫。天才ってめんどくせぇな
単純至極な明朗会計みたいな夫持ったあたしにはとうてい務まらない。ってあたしが天才に選ばれるわけないけど。
濃密すぎて大変ではあったでしょうが詰まるところ、かいらし男との「惚気」と受け取りました。すんません。
高橋さんは菩薩です。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

 

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