自句自解298 暴れ川の橋桁・・
暴れ川の橋桁くぐり燕
(あばれがわのはしげたくぐり つばくらめ)2008・4月
最寄り駅ですが
改札口と向いの店舗群を渡す大屋根があるんです
高さがあって結構広くて、あれはまだ駅の構内と言えるのだろうか
我が町の玄関口。
毎年毎年、ツバメがやってきて巣を作ります。
昔、何かのパンフレットに「この街にはツバメがやって来る駅があります」とかなんとかのキャッチフレーズが載ってました
ツバメが巣を作り雛がかえり、子育てをして巣立つまでを
そこを通る小学生も、高校生も、赤ん坊を連れたママさんも、通勤の人も、お年寄りも
み~んなが、楽しみに見守っている
と、そう思っていたのです
ここ数年ちょっと様子が変わりました。
具体的には書けないわね特定されちゃうかもしれないから。
昨日、お友達と駅の改札口で別のお友達を待っていました。
「あ。もうツバメが来てるね」
大屋根の両端をツバメが出入りしています。
でも・・なんかチャウ!
上(天井)を見上げるとなんと!
四方八方にネットが張られていました。
巣を作れないようにしてあるのです
「え~っ!」
二人して声を挙げました
大急ぎで外の駅から続くアーケードを見に行きました
そこにもず~っとネットが張られていました。
遠い国から長い旅をして今年もやってきた燕たちへ
追い出し作戦です!
もうね・・何と申し上げたらよいのか
自然との共生とか自然への思いやりとか・・
きれいごとばっか 言ってんじゃねえよ!
糞害って?あんただって雲古するだろ!
(言い過ぎました)
人間って思い上がってる。不寛容のかたまり。
工夫して上手くやって行けるはずなのに頭ごなし
なんかチャウ なんかチャウ・・
季語・燕(晩春)
この暴れ川は伊賀からやってくる「木津川」
桂川と宇治川そしてこの木津川の三川が合流する、京都府八幡市辺りでの吟行の時の句。
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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