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2024年3月15日 (金)

自句自解288 囀や山頂でする・・



  

    囀や山頂でするストレッチ
(さえずりや さんちょうでするすとれっち)2016・3月

 

もう8年も前になります。あっという間の時の流れ。
やはりコロナの3年間の空白は大きいです

 

わがエリアには手軽に登れる山がたくさんあります
どの山もポコポコして可愛い
なかでもここは、低山ながらも馬の背(両側が切り立った崖になっている狭い登山道)があり、スケールの大きな風景が楽しめるのです。
いっぱしの登山をしてきたような気分になって下りてきたふもとには親子で学習したり遊んだりできる公共施設があり、そこでお昼をいただきました。
S子さんが「わたしがお当番だから」と言って4人分のお弁当を作ってきてくれたのです。
この頃のS子さんは忘れん坊さんがどんどん進んできて、それでも「お料理ができるうちは大丈夫」と自分でいっていました。
先月「お弁当つくってきてあげる!」と言ったことをすぐ忘れ
夫さんに励まされながら「そうだったっけ?」「うん作る!」を何度か繰り返しながらこの日になったのです。
私は四つの紙コップに持参したドライフーズのお味噌汁を熱湯で溶かしました
人にあれこれ食べさせるのが好きだったS子さんは嬉しそうだったなあ。

あの時、S子さんは山にも登れたんだ・・
展望台で彼女の夫さんが「三人娘」の写真を撮ってくれたっけ
頂上でS子さんの妹のアイちゃんが覚えたてのストレッチを教えてくれた。

良いお天気だった。鳥のさえずりが天から降っていた。

あの時彼女は山に登ったし。お弁当をこしらえてくれた。

 

俳句は日記
だから
読み返すと嬉しいこともいっぱいあるけど
切なくなることもある。
S子さんと永遠のお別れをしたのは去年の秋でした。

みんなで沢山笑いながら過ごした時間
やっぱり(俳句で)残しておいてよかったな。と思っています。

 

季語・(さえずり)三春
鳥たちに恋の季節がやってくると、メス鳥に振り向いてもらうため、あるいはライバルを威嚇して寄せ付けないためオス鳥は盛んに鳴く
いじらしや・・最初は情けない鳴き声だった鶯も日を追うごとに上達して立派な青年(?)に。

 

 

 

次の更新は4月1日予定です
ほな。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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コメント

私の母は、すでに私を忘れましたが、時々見せる怒りの表情に、自分の古い感情が蘇ります。S子さん、かわいらしい方のように感じました。

投稿: セッキーともか | 2024年3月22日 (金) 16時46分

★セッキートモカさんへ
S子さんの一番の魅力はその話し方でした。
柔らかな伊予(愛媛)弁でゆっくりと喋りました。可愛い声の人でした。

心の葛藤や心の深いところにある感情は意識としていつまでもその人の中にあるのでしょうか。
私は「喜怒哀楽をはっきりさせよ」と習いました。ムッとしたならムッとした自分を。辛ければ辛い自分を知りなさい。そして瞬間瞬間で完璧に喜怒哀楽を全うせよと。

お母さまはまだ怒り尽くしておられないのかもしれないですね。
そう考えるといじらしい・・・
勝手な事書いてすみません。

私は自分を誤魔化し続けている(ような気がする)ので忘れん坊になった時、自分の深いところに残る意識は何なのか、何が出るのか興味あります。
自分ではわからないのが悔しいけど。

投稿: おたま | 2024年3月22日 (金) 23時38分

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