自句自解288 囀や山頂でする・・
囀や山頂でするストレッチ
(さえずりや さんちょうでするすとれっち)2016・3月
もう8年も前になります。あっという間の時の流れ。
やはりコロナの3年間の空白は大きいです
わがエリアには手軽に登れる山がたくさんあります
どの山もポコポコして可愛い
なかでもここは、低山ながらも馬の背(両側が切り立った崖になっている狭い登山道)があり、スケールの大きな風景が楽しめるのです。
いっぱしの登山をしてきたような気分になって下りてきたふもとには親子で学習したり遊んだりできる公共施設があり、そこでお昼をいただきました。
S子さんが「わたしがお当番だから」と言って4人分のお弁当を作ってきてくれたのです。
この頃のS子さんは忘れん坊さんがどんどん進んできて、それでも「お料理ができるうちは大丈夫」と自分でいっていました。
先月「お弁当つくってきてあげる!」と言ったことをすぐ忘れ
夫さんに励まされながら「そうだったっけ?」「うん作る!」を何度か繰り返しながらこの日になったのです。
私は四つの紙コップに持参したドライフーズのお味噌汁を熱湯で溶かしました
人にあれこれ食べさせるのが好きだったS子さんは嬉しそうだったなあ。
あの時、S子さんは山にも登れたんだ・・
展望台で彼女の夫さんが「三人娘」の写真を撮ってくれたっけ
頂上でS子さんの妹のアイちゃんが覚えたてのストレッチを教えてくれた。
良いお天気だった。鳥のさえずりが天から降っていた。
あの時彼女は山に登ったし。お弁当をこしらえてくれた。
俳句は日記
だから
読み返すと嬉しいこともいっぱいあるけど
切なくなることもある。
S子さんと永遠のお別れをしたのは去年の秋でした。
みんなで沢山笑いながら過ごした時間
やっぱり(俳句で)残しておいてよかったな。と思っています。
季語・囀(さえずり)三春
鳥たちに恋の季節がやってくると、メス鳥に振り向いてもらうため、あるいはライバルを威嚇して寄せ付けないためオス鳥は盛んに鳴く
いじらしや・・最初は情けない鳴き声だった鶯も日を追うごとに上達して立派な青年(?)に。
次の更新は4月1日予定です
ほな。
メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど
こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
最近のコメント