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2024年1月28日 (日)

自句自解257 葱ひいてきます・・



 

   葱引いてきますとしばし待たさるる
 (ねぎひいてきます としばしまたさるる)2014年1月

 

小さな用事で知人宅に寄った。
伝言と預かりものを渡して帰ろうとすると
「ちょっと待ってって」

門を出た正面に自家用の野菜畑がある。
それはそれは立派な葱。両手をとんとんと打ち合わせ、泥を落としてからクルクルと新聞紙に巻いてくれた。
「ごめんね。車汚れるね」とかなんとか言いながら・・

私は車のボンネットを開け、この人の気配りに胸が暖かくなる。
ついでだったから「うん。ええよ」とたのまれただけなのに。

こんなことがよくある
ここに住んでてよかった!
葱もらったからじゃないよ。

 

季語・(三冬)

 

ほな。


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2022秋

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コメント

1年中お目にかかるネギ様に季語があったなんて驚きです。アレルギーでネギ類は生では食べられませんがクタクタに煮たのは大好きです。こちらでは分葱のようなのしか手に入りません、あの真っ白な太いネギ「お懐かしゅうございます」状態、おたまちゃん幸せですね~。

投稿: パコ | 2024年1月29日 (月) 00時42分

★パコちゃんへ
そうですね。年中ありますね。
昔は冬が収穫期だったのでしょうね。

私は好き嫌いがほぼ無い(と思う)のですが
幼稚園くらいの頃、お味噌汁の葱を箸でお椀の向こうに寄せていたら
「この子は葱嫌いだ」ということになり、
それからは好き嫌いを聞かれたら「葱」と答えるようになりました。
ませた子だったので、そういう質問に「好き嫌いはありません」というのはなにか優等生ぶってダサいとおもったのでしょう。
だから葱は私の味方です。
面倒くさい子どもでした。

投稿: おたま | 2024年1月29日 (月) 09時56分

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