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2024年1月17日 (水)

自句自解246 懐手の二人・・



  

   懐手の二人ぬた場を眺めたる
(ふところでのふたり ぬたばをながめたる)2020年・1月

 

つくづく、季語に困らないところに住んでいると思います。
だからと言って俳句ができるわけではないけど・・

ぬた場とは蒐場と書きます
イノシシが泥んこ遊びをする水たまりです。
水たまりと言っても四畳半くらいの広さのもあります。
遊んでいるわけではなく、体に寄生している虫を取り除くために泥を塗りつけているのです。
藪から続く獣道の突き当りなどによく見られます。
ここが通学路になっていたりするのですが、地元の子にとれば普通の風景です。

季語・懐手(三冬)
上の句は、恒例の初日の出参拝に墓へ行く道すがらのことでした。
最近では和服をお召しになる男性もほぼ絶滅かとおもいますが、たまたま元旦だったからでしょう。
二人の男性がふところに両手を差し入れて立ち話をされていました。
足許には「ぬた場」
こんな希少な風景を詠んでおかなくてどうする??

2020年。民家のすぐ近くにまでイノシシが出てたのね。
ここ数年で頭数がめっきり減ったと聞いています
先日、暑い国のお友達と食べに行ったお店では「岡山のイノシシ」を使ってるって言ってはりました。
もう、ここイノシシの本場じゃなくなってるのかな。カナシイ。

 

 

ほな。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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コメント

蒐場は以前おたまちゃんに教えていただきましたね、おかげ様で一つ賢くなった私です。男性の和服は良いですね、色気があります。父はお正月は必ず羽織袴でした、そして袴を畳むのは私の役目、悪戦苦闘しました。今其の羽織袴は父の形見として海を渡り私の手元にあります。羽織の裏には何やら和歌が書かれてますが悲しいかな難し過ぎて読めません。

投稿: パコ | 2024年1月18日 (木) 10時14分

★パコちゃんへ
分葱(わけぎ)の酢味噌和えなんかも「ぬた」っていいますね。それってぬた場からきてるのかしら・・今ふと思いました。ググってみよう!

高校生の頃、友人の家に百人一首にお呼ばれするのですが、そこのおじい様が袴姿で札を詠まれるのです。なつかしいわ。
遠い遠い昔です。
出世畳みという言葉もそこで覚えました。

羽裏にこだわるのは日本人の美意識の奥深さを感じますよね。昔の人はお洒落だったのですね。ぜひ頑張って解読してください。

投稿: おたま | 2024年1月18日 (木) 12時32分

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