自句自解243 月の鴨水脈に水脈・・
今年の目標は「月に一度一人吟行をする」でした。
一度も降りたことのない駅、訪れたことのない町(数十年ぶりの駅/街も含む)を歩いてみました。
酷暑の2回はおさぼりしましたが、我ながら「行けた」と思います。
どの町にもちょっとクラシックな喫茶店があり、良い時間を過ごすことが多かったです。
今年の納めの句はその喫茶店から見た景色にします
月の鴨水脈に水脈触れ光りあふ
(つきのかも みおにみおふれひかりあう)2023年1月
「暖冬のせいか今年は少ないです」と店主
窓辺のテーブルから見える川面には数えるほどの鴨が浮かんでいました
水脈は鴨が作る航跡。
一羽が作った航跡の上を一羽がクロスする・・
あるいは別々が作り出した二つの扇形が遠くで重なり合う
俳句は家に帰ってから「あの鴨は今頃・・」と夜の景色の中に置いてみました。
季語・鴨(三冬)
・・・・・
一年間お付き合いいただきありがとうございました。
♡ポチをいただくと「キャハ」と喜びました。こんな楽しみ方があったのですね。
来る年が皆さまにとって良き年でありますよう。
お祈りしています。
次の更新は1月半ば予定です
ほな。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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