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2023年11月 2日 (木)

自句自解215 鉄塔の先に・・



 

      鉄塔の先に人居る鵙日和
(てっとうのさきにひといる もずびより)2011年11月

 

AIとかロボットとか言うても、やっぱり人間がコツコツやらなあかん事って仰山あります。
あれ!あんなところに大きな鳥が・・とよーく見ると
人間でした。
高圧電線って地上から何メートルあるんでしょ。おそろしい。

・・・・

季語・鵙日和(三秋)

鵙(もず)って小さいんですね。
「獰猛」って印象があるのはやはり「肉食性」だ。あんなに「小さいのに肉食べてますねん」と知ってるからだろうか
それにあの甲高い鳴き声。
あ。モズが鳴いてる・・その鳴き声で「秋だなあ」と思う。
留鳥だから年がら年中居るんだけど、秋になると縄張り争いで
「こっからこっち、てめえら近づくんじゃねえぞ」と宣言しているらしいです。

鵙日和というのはそんな日の秋空、空気が澄んで空が高い。

・・・・・・

モズが枯れ木で鳴いている・・

って歌がありましたね。奥様ご存じ?

モズが枯れ木でないている
オイラは藁を叩いてる

みんな去年と同じだよ
けれども足んねえものがある
兄さの薪割る音がねえ・・
バッサリ薪割る音がねえ

兄さは満州へ行っただよ
鉄砲が涙で光っただ

もずよ寒いと鳴くがええ
兄さはもっと寒いだろ・・

うろ覚えなので少し違っているかもしれません・・

悲しい歌だわね。

私の中で「鵙」は秋の季語というより「冬」「初冬」を感じさせるのはこの歌のせいかもしれないと思っています。


昔、近隣の里山歩きをよくしました。
この季節「鵙の贄」(もずのにえ)を見つけることがよくありました。
鵙が捕らえたカエルやらイナゴなんかを木の枝に挿しておくのです
頭わるいんやろうね。それ(挿したのを)を忘れる。
あとから食べましょ!と思ってたんとちがうの?
で、カラカラに干からびている。

可笑しいような悲しいような「鵙の贄」
「鵙の贄」も同じく秋の季語です。
「贄」とは神様への捧げものという意味だそうです。

今日の句に戻ります。
鉄塔に人間が突き刺さってる???
そんなこと言うてませんがな!奥様。

 

ほな。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

 

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