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2023年11月

2023年11月15日 (水)

自句自解228 戦況の記事に・・



 はい。これで今月の予定終了です。早いわね半月って。

 

   戦況の記事に包まる葱の白 
(せんきょうのきじにくるまるねぎのしろ )2022年11月

 

季語・(三冬)
関西では京都の九条葱のように、柔らかな緑の部分を食することが多いのですが、戦後、食文化の地域的な特色が薄れ、関西でも太く真っ白で甘みのあるお葱が普通にスーパーに並んでいます。だからお葱の白い部分の美味しさも知ってますねんよ。

ご近所の方に「おすそ分け」といっていただきました。
新聞紙には立派でみずみずしい下仁田葱がくるまれていました。
何と美しい白でしょう。キラキラ、ぴかぴか透明に輝いています。
それを包んでいたのは遠い国の悲惨な出来事の記事。

一年前の句ですので、記事にあったのはロシアのウクライナ侵攻のニュースでしょう。
戦の無い国に当たり前のように毎日家に届く新聞。
遠い国の出来事を明るい電灯の下、温かな部屋で読む。

・・・・・

それから一年
(ロシア・ウクライナの関係は長期化しています)

今、連日報道されているのはイスラエル軍とイスラム組織ハマスの軍事衝突です。
最も胸が痛むのは、パレスチナ自治区ガザ地区の惨状。
「ガザが子どもたちの墓場に」国連事務総長の言葉が現実化してきています。
五千人近くの子どもたちの命がすでに奪われています。
(この数字、阪神淡路大震災を体験した自分としては具体的に想像することができます)
保育器の中の赤ん坊を含む子どもたちに何の罪があるのでしょうか
人間ってこんなひどいことができるのだ・・とつくづく思います。

最初の文章で「戦後。食文化の・・うんぬん」と書きました。
「戦後」。我が国では戦後は辛うじて続いています。あと22年で戦後100年。
そのつかの間の平和の時代にすっぽりと生まれて育って生きてきた私達
幸せの尊さを感じながら身の内にある焦燥感や無力感に何とも言えない気持ちになっています。
今日もヌクヌクと新聞記事を読みながら・・・

 

次回更新予定は12月1日です。

ほな。


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2022秋



 

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2023年11月14日 (火)

自句自解227 天球儀くるくる・・



  

   天球儀くるくる回し冬に入る
(てんきゅうぎくるくるまわし ふゆにいる)2015年11月

 

もういっちょう、「冬に入る」(初冬)の句です。


長男はなぜか「星」の好きな子どもでした。
小学校入学のお祝いに「天球儀」をプレゼントしました。
(その年のXmasには天体望遠鏡をサンタさんに貰っていた)

星座盤と違って天球儀はもっと正確に星の位置を知ることができます。
現実に見ることのできない南半球の星だってわかります。

彼は天球儀を外から眺めるのは「神様の目」
アリンコみたいに小さくなって天球儀の中に入り込んで中心から見上げるのが「人間の目」
という事を知っていました。

この子、天才ちゃう?
そう思ったのはその時だけでした。
ちゃうんちゃう?ちゃうでぜったい。ちゃうちゃう。やっぱりちゃう。
と(早く気づけよ)だんだん気づいていきました。

 

そして今。彼はパッパラパ~のすっとこどっこいの、オッペケペーですわ
(決して謙遜していません)

アタシは捨てるに捨てられない天球儀にはたきを掛けながら
おお。さぶっ(寒い) もう・・冬か・・とつぶやきます

 


音声オプションでこのページを読んでもらった(エエ声の男性でした)
お腹抱えて笑った(ヒマか?あたし)

ほな。


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2023年11月13日 (月)

自句自解226 庭石に鳥影・・



 

  

    庭石に鳥影頻り冬に入る
(にわいしにとりかげしきり ふゆにいる)2004年11月

 

季語・冬に入る(初冬)
今年の立冬は11月8日でした。二日後に一日中降りしきる雨がきて、翌日から空気がガラリと変わりました。完全に冬の気配です。
突然、日暮れが早くなり、アタクシ「熱燗」はじめました。
え?冬なん? 秋はどこに行った?今年は紅葉見てません。

先日も書いたけど、冬の気配がはっきりしてくる今頃が好きです。
昔は冬の初めなんて嫌いだったけどね。
アンテナを張っていれば小さなことに、色んなものに「冬の気配」感じることができます。

爪を切る音にだって、赤ん坊の寝顔にだって、靴ベラの硬さにだって冬の訪れを思ふのであります。
なんちゃって。

 

庭石に当たる陽射しも,つかの間のものかもしれない
硬質な光の中を鳥たちが行き交う。
せわしなく、どこかきびきびと。
もうすぐ冬がやってくるのだ。

アタシは「モノ」を詠みなさいとずっと教わって来たので
そういう風にしか詠めない。
気持ちを詠まずに、心はモノに託しなさいって。

まあ、そういうことだわ。

 

ほな。


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2023年11月12日 (日)

自句自解225 北へ行く旅の・・



 

    北へ行く旅の鞄にショール詰め
(きたへいく たびのかばんにしょーるつめ)2007年11月

 

「北へ行く」ってちょっといい感じでしょ?
流行歌みたいでしょ?
小林旭か八代亜紀ね。連絡船に乗るほどでもない北・・

俳句詠むひと、よう北へ行きますねん(俳句の上で)
何なのでしょうね。南より旅情がありますよね。
老人会の団体旅行ではいけません。
駆け落ち。夜逃げ。指名手配もダメです。
やはり、ここは一人旅やね。夜汽車がええなあ。
しかも、傷心。センチメンタルジャニーってやつですわ。
わけあり・・ワケアリ煎餅 
何?ナニ?訳を聞かせて~~

 

2007年やから、この時は韓国の旅でした。
軍事境界線の鉄条網を挟んで北朝鮮が見えました。
いい旅行でした。

韓国メッチュの王道、カスビール
すっきりさわやか ハイトビール
切れ味最高 オービーラガー
華郎酒にポップンザ(覆盆子)
ペクセジュ(百歳酒)にチョンハ(清河)

はい。三泊四日、飲みまくりました。
同行は呑み会仲間、アコさんにスミちゃん。

何処が、ワケアリなんざんしょ!
まあ、元気にお酒が飲めたお年頃でした。
今は、もう要らない。呑めないというより「もう大丈夫です」と言う感じです。
先日、スミちゃんにあったら、エライ縮んでた。
歳取ったら人間、萎む(しぼむ)んやね。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
お前もな・・(天の声)

 

季語・ショール(三冬)
おばあちゃんは「肩掛け」って言うてましたな。

ほな。


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2023年11月11日 (土)

自句自解224 枯菊の・・



 

  枯菊の畑ひととこに吹かれをり
(かれきくの はたひととこにふかれをり)2014年11月

 

季語・枯菊(初冬)
枯菊の・・の「の」は、枯菊が・・くらいの意味です。
「や」と切るほどの強い内容ではないので「の」にしていますが、これも軽い「キレ」のつもりです

 

私が姉のように思っていたS子さんの四十九日から10日過ぎた昨日、夫さんが畑の菊をたくさん持って来て下さいました。
夫婦で楽しんでいた家庭菜園はプロの農家さんも驚くほどの出来の良さで、几帳面を絵にかいたようなその畑はいつ見ても美しかった。
畑の隅の一カ所で四季折々の花を作っていました。
赤ん坊で亡くしたお孫さんがいて、事情でご夫婦がお仏壇を守っていた。
そのための花でした。

はい。今年の菊はこれでおしまい!
お茶飲んでって!
いや、まだ、これからTちゃんとこにも菊もっていくねん。

私は
あれ、Sちゃんの布で作ってん!
と、洗面所のカフェカーテンを指さします。

遺された布地を形見分けとして、あれもこれも持って帰れと言われたが、高級な生地はとても私の手におえず、Sちゃんの手作り品ひとつと木綿の布と、綺麗なレースの切れ端を少し貰って来ていました。
カフェカーテンは、そのレース地。

S子の布、使ってくれてるんや・・

もうしばらく元気で生きて行く。と言っていた夫さんがニッコリ笑う。


Sちゃん!こうして月日は流れているよ
畑の菊も枯れる前にちゃんと刈り取って、みんなに配ってくれたよ。

 

 

ほな。


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2023年11月10日 (金)

自句自解223 秋時雨ポストと・・



 

 

     秋時雨ポストと濡れて人待てり
(あきしぐれ ぽすととぬれてひとまてり)2016年11月

 

「待つ」ことは嫌いではない。
待たされてもさほど苦にならない。

「人を待たせるな」という事を母はうるさく言った
口うるさい人ではなかったのにその事はいつも言われていた。
あたしが、トロトロした子どもだったんだろうね。
一緒に学校に行くのに友達が家に寄ってくれる。
昔は登校班なんて無かった。学校から遠い子が順繰りに誰かを誘いながら学校へ行く。

ところがどっこい。あたしは学校へ行く支度ができていない。
寝る前に時間割を合わせた覚えがない(キッパリ!)
もちろん宿題は学校へ着いてから朝の自習時間にヤル(人のを写させてもらう)
大体やね、親も「人を待たせるな」という前に「宿題や時間割をしなさい」って言うべきでしょ。
わたしがソレを進んで出来る子かどうかわかるものだと思うけどね。
今更だからいいんだけどね。
これでも6年間学級委員やったんだぜ。てへ。

そんなわけで、反省はしていないけど「人を待たせない。約束の時間を守る」大人になりました。
一人一人が通信手段を持つ時代ではありませんでした。だから約束時間を守ることはは大切。
友人からはよく「今日こそは、おたまちゃんより早く到着しようと思ったのに・・」と言われるくらいの立派な人間にアタクシは成長したのです(BGMは栄光の架橋でよろしく)

時間を守る・・その事はヤル気まんまんです。
最近心配なのは、約束したこと「そのもの」を忘れる

これが、かないませんねん。奥様!

 

季語・秋時雨(晩秋)
時雨は冬の季語です。
空は晴れているのに霧のような雨がサッとやってきてサッと去っていく。
あとにはもう陽射しが・・あれは何だったのか・・夢のような時雨
冬の時雨と秋の時雨に微妙な違いがあります。

まあ。秋時雨だから
「待つ」楽しみが出たかな(自己評価高いよ)

 

 

ほな。


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2023年11月 9日 (木)

自句自解222 冬が好き卓に・・



 

   冬が好き卓に長編三部作
(ふゆがすき たくにちょうへんさんぶさく)2010年11月

 

季語・(三冬)

冬が好き。「好き」って言っちゃってます。
俳句ではそんなこと言わんほうがええんです。
好きとか嫌いとか。きれいとか汚いとか。
形容詞形容動詞つかうと
「おいちゃん!それを言っちゃおしまいよ」(寅さんの真似)になってしまうのです。
ソレを言わずに表現するのが良い俳句なんだって!

ソレで思い出したけど、アレね。
良かったわ。私アレの翌日の朝刊をお仏壇に供えましたよ。
「ひっちゃん(夫)やりましたよ!藤山寛美が・・」
チャウチャウ。似てるけどちゃう・・

話を元に戻します。
読書好きというわけではないけれど、ぐいぐい引き込まれて読んでしまう本ってありますね。
瞼が重くなってお寝間のなかでコテンと寝てしまって。朝目覚めると大急ぎでスタンドつけて続きを読む。
結局、わすれるんだけどね。中身は無論、読んだことさえも忘れる。
無駄なことして生きてるわねアタシ・・

特に歴史小説がすきです。小説家って見てきたみたいなこと書きますね。
ただ辛いのは、こっち(私)が結末を知っていること。
いま本の中ではつらつと生きている若者が結局は兄弟刺し違えて討ち死にしちゃうなんて歴史上の事実を知っているわけですよ。
チュライ・・ああつらい。もう読むのをやめようかしら・・

 



ほな。


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2023年11月 8日 (水)

自句自解221 冬瓜汁透けゐて・・



 

   冬瓜汁透けゐて揺れて母はなし
(とうがじる すけいてゆれてはははなし)2011年11月

 

季語・冬瓜(初秋)
奥様。冬瓜(とうがん)をごぞんじですか?
丁度今の季節、八百屋の店先に並びます。ウリの仲間です。大きいので、半分,四分の一に切って売られることもあります。
大根のように白く蕪より柔らかく上品な味わいは懐石などで好んで使われます。
味そのものが淡白なので鶏肉・お揚げさん・茸・しいたけなど何にでも合います。
私は生姜の葛仕立てが好きです。

俳句は「とうがんじる」ではなく「トウガジル」と五音で読みます
冬瓜汁をよく作ってくれた母はもういません。
お椀の中の冬瓜は柔らかく白く透けて揺れています。
という意味です。

甘ったるい句でしょ!

自分でもそう思います。
藤田湘子は著書の中で「母」「孫」「猫」の句は絶対に採らない。と言い切っておられます。
甘々のデレデレのべたべたになるからだそうです。

でも、上の句。上五・中七ができたあと自然にすっと「母はなし」が出てきたのです。
こういう場合はそれ(自然な心)を大事にしたいと思います。

母に冬瓜汁を作ってもらったことはないけど

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

 

ジャイアント馬場が思わずヘッドロックを掛けたくなるような大きな冬瓜。
こんな大きいのどないしょ と悩まないでください。
すぐに調理しなくても冬の間そこいらに転がしておいて下さい。
大丈夫です。

ほな。


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2023年11月 7日 (火)

自句自解220 冬めくや付箋・・



 

    冬めくや付箋はみ出す広辞苑
(ふゆめくや ふせんはみだすこうじえん)2015年11月

 

季語・冬めく(初冬)

~めく・・・とは ~らしくなる。~ぽくなる状態をいいます。
用例)謎めく未亡人。艶めくおたまさん。みたいな感じね。

アタクシは分厚く角ばった辞典からペロペロとはみ出ている付箋に冬を感じた

何言ってんだか!と今毒づいた奥様。
訳わからんとその低い鼻を鳴らした奥様。ブーブー
そんな事では詩人にはなれません。

なりたくもない?あっそ。

俳句って、アタシがそう思ったんだからそれでいいのであります。
言い訳はしません
広辞苑の重さ、冷たい手触り・・やっぱり冬やん。

言うたもん勝ちです。

ええねん。わかってもらわなくても・・
ウェ~ン(号泣)

 

 

ま。とにかく私は冬の始まりの頃が好きで(少し前までは春の始まりが好きだったんだけど)今の時期、いっぱい俳句を作ろうと思っています。好きにさせて下さい。
お好きにどうぞ?あっそ。

 


ほな。


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2023年11月 6日 (月)

自句自解219 起きてすぐ白湯・・



 

  起きてすぐ白湯飲むならひ小鳥来る
(おきてすぐさゆのむならい ことりくる)2020年10月

 

朝いちばんにお白湯を飲むといい。
って、誰が言ったか知らないが誰もがみ~んな知っている
どこにどういいのか知らないが
み~んながいいと言っている。

長いモノにも太いモノにもすぐ巻かれます
小異を捨てて大同についちゃう。
人生寄らば大樹の影。右といわれりゃ右を向く。
自己決定能力めちゃ低い。

こういう人にはなりたくない
と思いながら、
起き抜けにお白湯飲んでます。

だって、みんながいいっていうんだもん。

 

季語・小鳥来る(仲秋)
「小鳥」は秋の季語です。傍題として「小鳥来る」「小鳥渡る」があります。
あんな小さな体で遠い国からやってくるのかなあ。
山に食べ物がなくなって里に下りてくるのも「小鳥来る」というそうですので、全部が全部「旅人」じゃなかった「旅鳥」ではないようです。

ウチねもうすぐ庭木の剪定に入って貰うんだけど、今のところワサワサと木々の葉が生い茂っていますの。
そのワサワサの中に雀位の大きさの灰色っぽい鳥が一杯はいってました。とても可愛い声です。
喜んでいるといっせいにさ~っと飛び立っていきました。幸せは続かない。

今からの時期色んな鳥がやって来ると思うので楽しみです。

ほな。


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2023年11月 5日 (日)

自句自解218 初霜やエプロンの・・



 

   初霜やエプロンの紐きりと締め
(はつしもや えぷろんのひもきりとしめ)2020年11月

 

季語・初霜(初冬)
もう「霜」を詠む季節になりました。
今月の兼題です。
立冬は11月8日。初霜とは立冬以降に初めて置く霜のことです。
まだ冬が来ていないのに気忙しい事です。
俳句やってたら、すぐに年寄になります。
季節を先取りして詠みましょうといわれます。

アタシ、ただでさえ前のめりな人生なのに
俳句やって得してるのか損してるのかようわかりません。

まあ、エプロンの紐を血が止まるくらいギュ~としめて今日も頑張ります。

 

ほな。


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2023年11月 4日 (土)

自句自解217 秋光や命綱して・・



 

   秋光や命綱して屋根洗ふ
(しゅうこうや いのちづなしてやねあらう)2014年11月 

 

季語・秋光(三秋)
間違えやすいのだけど「秋の光」の事ではありません。
秋の太陽光線ではなく「秋の景色」全体のことをさします。
秋光=秋の景色です。とりわけ心情的な時、気配や気分が入り込んだ時「秋光」を使うとス・テ・キ♡
とワタクシは教わりました(キッパリ!)持ってる歳時記にもそう書かれています。

重箱スミ子みたいで嫌なんだけど(ウソ!ほんまは好き)先日の新聞の俳壇でエラ~イ先生が「秋の光」として解釈してはりました。
ええんですよ。誰にでも勘違いはおます(と、上から)
ただね、エライセンセイやったら「それもアリね」で、私が誤用したら四方八方から槍や鉄砲が飛んでくるの
なんで?

・・・・・

「柿取りにおいで」といわれていたので朝早く行ったら、職人さんが屋根を洗ってはりました。
屋根に撒く水が朝日に輝いて飛び散っていました。新鮮な空気は今日の秋晴れを予感させます。
気持ちのいい朝の景色でした。
農家の屋根って大きいんです。
元々の茅葺屋根の上から板金(?)金属のカバーを架けてあります。
茅の吹き替えは莫大な費用がかかるので、どこもそんな具合にされています。
当地に来た頃は茅葺のお家もポツポツ残っていましたが、今は自治体が管理する資料館になったり、歴史あるお寺だったり、よほどのお金持ちでないと茅葺屋根の管理は厳しいみたい。

 

「屋根葺く」「屋根替え」は仲春の季語です
冬の風雪で傷んだ屋根の茅や藁を春のうちにやり替えておきましょう。というのが農村の習いでした。
隣保関係者総出で、葺き替え熟練の親父さんを見よう見まねで若者が技を継いでいく・・それが当たり前だったのでしょうね。
瓦屋根にした農家も多いし、屋根の吹き替えは10年ほど前に見たきりです(隣町で)もう春の風物詩とは言えません。

こうやって、風景は変わっていくし季語は消えていく
この世に普遍なんてないんやわ。瀬戸内寂聴さんもそんなこと言うてはった。
季語は流動的!おおらかにおおらかに。
だからわたしも、「や~いあのセンセ(選者)間違うたはる~」と尻の穴器の小さいことを言ってはダメです。メッ!



 

ほな。


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2023年11月 3日 (金)

自句自解216 山へ入る猟師・・



 

     山へ入る猟師のエンジン音猛る
(やまへいるりょうしのえんじんおんたける)2018年11月  

 

最近、よう聞かれるんですわ
「クマ出た?」

出てません!って。うちそんな山奥と違います
我が町にクマが出たのは、もう20年前。それも大阪府高槻市方面からやって来たらしい迷子の子熊。あの子捕らえられたのかなあ。古い話で忘れました。

やっぱり出るんや!

まあ。私の知る限りその1件だけです。
正確に言えば数年前に「目撃情報」の回覧板が回って来たけど
「熊らしきモノ」ということでした。

ウチ、そんな山奥と違いますねんよ。
いうても今年は京都府下で次々目撃情報ありますのでね。
ボ~っと生きてはいられません。

熊は出ないけど鉄砲撃ちさんが活躍する猟期がやってきました。
お目当ては猪です。
今年の狩猟解禁日は確か11月5日だと思います
そこから3月まで、山をウロウロしたらあきませんよ。
いのししと間違えられるよ。奥様!

 

季語・初猟(晩秋)
銃猟期に入る・猟解禁・銃猟始まる・・と季語にあるのですが
上の句。これ(猟師が山に入る)で季語としていけるかなあ。と不安だったので外にはだしていません。

「軽トラに犬乗せ猟期来たりけり」

を出しました。
エンジン音は軽トラックのエンジン音ね。
当地では軽トラックの事を「バタコ」とか「バタバタ」っていいます。
アンパンマンに出でてくる彼女の事ではありません。

 

ほな。


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2023年11月 2日 (木)

自句自解215 鉄塔の先に・・



 

      鉄塔の先に人居る鵙日和
(てっとうのさきにひといる もずびより)2011年11月

 

AIとかロボットとか言うても、やっぱり人間がコツコツやらなあかん事って仰山あります。
あれ!あんなところに大きな鳥が・・とよーく見ると
人間でした。
高圧電線って地上から何メートルあるんでしょ。おそろしい。

・・・・

季語・鵙日和(三秋)

鵙(もず)って小さいんですね。
「獰猛」って印象があるのはやはり「肉食性」だ。あんなに「小さいのに肉食べてますねん」と知ってるからだろうか
それにあの甲高い鳴き声。
あ。モズが鳴いてる・・その鳴き声で「秋だなあ」と思う。
留鳥だから年がら年中居るんだけど、秋になると縄張り争いで
「こっからこっち、てめえら近づくんじゃねえぞ」と宣言しているらしいです。

鵙日和というのはそんな日の秋空、空気が澄んで空が高い。

・・・・・・

モズが枯れ木で鳴いている・・

って歌がありましたね。奥様ご存じ?

モズが枯れ木でないている
オイラは藁を叩いてる

みんな去年と同じだよ
けれども足んねえものがある
兄さの薪割る音がねえ・・
バッサリ薪割る音がねえ

兄さは満州へ行っただよ
鉄砲が涙で光っただ

もずよ寒いと鳴くがええ
兄さはもっと寒いだろ・・

うろ覚えなので少し違っているかもしれません・・

悲しい歌だわね。

私の中で「鵙」は秋の季語というより「冬」「初冬」を感じさせるのはこの歌のせいかもしれないと思っています。


昔、近隣の里山歩きをよくしました。
この季節「鵙の贄」(もずのにえ)を見つけることがよくありました。
鵙が捕らえたカエルやらイナゴなんかを木の枝に挿しておくのです
頭わるいんやろうね。それ(挿したのを)を忘れる。
あとから食べましょ!と思ってたんとちがうの?
で、カラカラに干からびている。

可笑しいような悲しいような「鵙の贄」
「鵙の贄」も同じく秋の季語です。
「贄」とは神様への捧げものという意味だそうです。

今日の句に戻ります。
鉄塔に人間が突き刺さってる???
そんなこと言うてませんがな!奥様。

 

ほな。


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2023年11月 1日 (水)

自句自解214 神留守の駅前・・



   

  神留守の駅前ロータリーで転ぶ
(かみるすの えきまえろーたりーでころぶ)2022・11月

 

転んだのよ。一年前。
某駅前で・・・真っ昼間だったわ。
息子の住むマンションは駅から徒歩5分。
この日は朝から留守番を頼まれていて、お昼にチョロッと食材を買いにスーパーに出かけたのでした。
アタシって責任感が強いでしょ(知らんがな)
留守中に変事があってはいけないと、大急ぎで帰るところでしたの。
あそこ・・90度カーブなんよね。
曲がった先がバス停でベンチに座ってたお爺さんが、オットットットと転がって来たあたしに向かって
「大丈夫でっか~?」と呑気な声をかけてきた。

見りゃわかるやん!こっちは転がってますねん。
学生さんらしい若い男子二名がさっと寄ってきてレジ袋から転がったペットボトルを拾ってくれた。
ほんま、年寄(爺さん)って役に立たんわ。
男は若いに限る。

とっさに手をついたアタシの運動能力をほめてあげたいけど
それでもマスクからはみ出た頬っぺたのところ擦り傷がついちゃった。
顔が命なのに・・

いややわ・・あたし・・転ぶんや・・

と悲しかったけど、足がもつれた悲しさより
何と言いますか、(帰ることに)はやる気持ちを体が制御してくれないのが情けなかった。
(何言うてるかわからんと思いますが)

後日、周囲にいいふらすと誰も同情してくれなかった。
「そんなん、当たり前やん。BBAやもん」
「あたしなんか今年になって3回もこけてるで」
「おたまちゃん。マスクの上に絆創膏貼ったら、アインシュタインみたいやで」
それも言うなら「フランケンシュタイン」でしょうが!
いやフランケンシュタインはマスクしてないし・・この人「ミイラ」と「フランケンシュタイン」がごっちゃになってるわ。

そんなこんなで一年経ちました。
辛く悲しい記憶ですが俳句ひとつできたし・・ええねん。

 

季語・神留守(初冬)
11月は出雲の国でサミットがありますねん。
八百万の神様が出雲に集結して会議をなさいます。議題は「縁結び」だそうです。
ですので、この時期地元には神様が出払っておられます。
アタクシの不幸も正にその時期でした。悲し。

 

ほな。


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こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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