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2023年9月14日 (木)

自句自解197 露葎近道戻るに・・



  

      露葎近道戻るに戻られず
(つゆむぐらちかみちもどるにもどられず)2016・9月

 

季語・露葎(三秋)

一昨日の№195にも出てきた「露」の傍題に「露葎」があります
(むぐら)とは生い茂ったつる草のこと
は水滴。この季節、朝夕の空気は冷えた物体にくっつき露を結びます。
文学の中で「露」は、はかなく、哀れなもの、すなはち命や人生の例えとして使われます。

 


駅までの道です。
[たしかこの道でいいんだよね]
進めば進むほど、藪のようになってきました。露にぐっしょり濡れたつる草が足元に絡みつくようです。
土手を見上げればバスの通る大通りです。
んも~誰だ?「こっちが近いよ」って言ったのは・・
あの時一緒にいたのはトシちゃん?
教会の帰り。友人のお母さんの告別式でした。

ちょっと心細くなったところで大通りに出ました。
ただそれだけの事なのに、強く記憶に残っています。

 

奥様が、もしどこかで露に出会ったら立ち止まって観察してみてください
秋の静けさの中でその全き美しさに息をのまれることと思います。

  露の葉に露の天道虫ねむる  永田耕衣

 

 

 

(大きな独り言) なんで外務大臣を変えたんやろ・・

ほな。


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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