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2023年7月13日 (木)

自句自解166 ゆつくりとふくるる・・



 

     ゆつくりとふくるるしずく花擬宝珠
 (ゆっくりとふくるるしずくはなぎぼし)2020・7月

 

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                Photo by ケセラ

 

人は花に思いを託したり、何かになぞらえたり、思い出と結び付けたりするわけですが
この、ひそやかで気高い擬宝珠に私はなぜか時間を感じます。

それは真っ直ぐに伸びる長い茎のせいでしょうか
その先につける薄紫の小花の小ささのせいでしょうか

根本から群れて立ち上がる葉はしっかりと大きくて、
雨が降るとこの優しい卵型の器に添って水がしたたり落ちるのです。

花のつぼみが橋の欄干の擬宝珠に似ていることからこの名前がついています。花はゆっくりと開きますが丁度、漏斗のような形をしているので開き切るという事はありません。

わが家のギボウシは姑さんがどなたかに分けてもらい庭の片隅に植えたものですが、花が終わっても秋の終わりに黄色くなるまでその形の美しい葉の姿を楽しみます。

 

季語・擬宝珠(初夏)ぎぼし・花ぎぼし

 

 


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

 

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