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2023年7月 9日 (日)

自句自解162 荒梅雨や机の端を・・



 

     荒梅雨や机の端を蟻がゆく
(あらつゆやつくえのはしをありがゆく)2018・7月

 

 

雷が鳴ったら梅雨が明けるというけれど
2・3日まえのそれは、梅雨明けのしるしではなかったみたい。
大雨の後に強い日差しの日があって、また大雨がやってくる

季語・荒梅雨(仲夏)
ひと月近く日本列島に居座る梅雨前線は我々に恵みと禍をもたらす。荒梅雨は後者。

降り続く雨と多湿は日本特有の暮らしの知恵と文化と情緒をもたらしてきた。

 

何処から入って来たのだろう部屋の卓の上を一匹の蟻が歩いている。
雨に逃げまどったのか、場違いな己に戸惑っているようにみえる。
ただそれだけなんだけどこの句、いい点をもらった。
俳句は何もかも言ってしまわない方がよいそうだ。
ポンとそこに置いてあとは読み手にまかせる。

「へえ」ボタン連打

実は「蟻」も夏の季語です
句の中に二つ以上の季語がある「季がさなり」は避けた方が良いとされます。
季語という主役が二つあると焦点がぼやけますものね
掲句の場合は「や」(切れ字といいます)で切っている「荒梅雨」のほうが強いので容認していただいたようです。

 


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

 

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