自句自解132 家籠りの・・
家籠りの卓に到来さくらんぼ
(いえこもりのたくにとうらいさくらんぼ)2020・5月
コロナウィルスの感染拡大。あれから3年・・・
三年前の今頃は街から人が消えて、学校もお休み、飲食店は軒並み閉まって・・
みんな見えない敵に戦々恐々だったですね。
ずーっと、お家に居たなあ。
クロネコ兄さんも佐川男子も、いつもなら軽いものは手渡しで。重いものはお玄関の上がり框まで運んでくれたのに
「ここにおいておきますねえ」とインターホン越しの声は相変わらず爽やかだったけど
大急ぎで出ても、門の外にポツンと包みが置かれていた。
なんかもう・・3年経ったのね。
季語・さくらんぼ(仲夏)
こんなに可愛い姿。色。ってある?
甘くてみずみずしいさくらんぼが卓(テーブル)の上に。
そのうち時がたてば「家籠り」という言葉も死語か?
「ああ。あの時のねえ・・」と誰も気が付かなくなり
もっと年月が経てば
そんな出来事があったことさえ知る人もいなくなる。
この句の喜びが「特別のもの」であったことも、そのうち誰にも理解されないんだろうな。
やっとやっと元の日常が戻って来そうな様子
いまだ。マスク必携だけどね。
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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋
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