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2023年2月 2日 (木)

自句自解80  アインシュタイン・・



 

 アインシュタイン泊し宿の目貼かな
(あいんしゅたいんとまりしやどのめばりかな)2007・2月

 

古いホテルへ行くと、よく「アインシュタイン博士やヘレンケラー女史がいついつお泊りになった」証拠?写真が掲示されていることがある。
奈良ホテルなんか皇族の〇〇の宮さまが・・みたいな写真がべたべた飾ってある

小市民のあたくしはハハハ~っと恐れ入って眺めるわけですよ。
そこの・・上海のね、ホテルもそうだった。
そこで宿泊したわけではなく、食事だったか何かのオプショナルに参加したのです
さぞかし由緒あるホテルだったことが偲ばれる
のだけれど・・わたしは見逃さなかったです
目貼

目貼(めばり)は初冬の季語で冬の初めに戸の隙間などに紙を貼るもの。春が来れば目貼りをはがす。そういった春の季語もある。
暖かい地域で育ったので「目貼」の実物は知らない。
アルミサッシやペアガラスの無い頃、寒さの厳しいところでは雪や風を防ぐための大事な冬支度だったのだろう
丁寧に手を加えながら暮らした時代の話である

その目貼をアインシュタインも泊ったというレトロホテルでみつけた。
階段がきしみ床が鳴る・・なんという名のホテルだったんだろう。滅びゆくものみなうるわし(奥様の事ではない)

もう一度行ってみたい。

 

 


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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