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2023年2月 5日 (日)

自句自解83  遺影にも・・



    

  遺影にも見せて車窓の冬菜畑
(いえいにもみせてしゃそうのふゆなばた)2007・2月

 

季語・冬菜(三冬)

v( ̄Д ̄)v イエイ 遺影(小っちゃいスナップ写真だけど)
その上海の旅に持参していたのね。健気な妻。
ひっちゃん!いつも一緒だわよ。でへへ
と。その時は思っていた。はず。    

のに・・
それから何回も旅行した。あっちこっち何度も・・何度も
遺影?
忘れてた・・すっかり・・m(__)m

上海から蘇州まで列車で移動したが、深い霧が立ち込めて立ち往生。一時間ばかり停車して霧が霽れるのを待った。
その時の句。これも思い出の一コマです

敬愛する今は亡き俳句の先生が笑って
「もっと良いものを見せてあげなさい」とおっしゃった。
「中国まで行ったのに・・」
だよね。
菜っ葉が植わっている畑なんてね。

 

 

五日続けて 何年も前の旅の句でした。
これくらいにしておこう。
あの時沢山沢山、俳句を作ったっけ・・
俳句から離れてはいけない。俳句は貴女の支えになるから・・
大好きだった先生の言葉を思い出す。

 

冬霧の晴るるを待つや蘇州便

冬の靄ガイドの旗を見失ふ

片言で値段交渉ふゆひなた

寒星や租界を映す川面揺れ

 


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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