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2023年2月 1日 (水)

自句自解79  出迎への・・



  

  出迎へのプラカード持つ毛糸帽
(でむかえのぷらかーどもつけいとぼう)2007・2月

 

季語・毛糸帽(三冬)

2007年1月。季節外れ超超格安の広告に飛びつき二泊三日上海蘇州の旅へ行った。
次男と二人で参加のパック旅行である。
同じパックのグループの人に「息子さんとお母さんの二人旅って珍しいですね」といわれ
「父親が亡くなったのでボデイガードです」と説明すると
良い息子さんだ良い息子さんだと寄ってたかって親切にしてくれた。
(本人は経費0だからホイホイと付いてきただけ)

上海は都合3回行ったが、この格安旅行は中身が濃かった。
旅行社として日本からの同行はなく、上海の空港出口で現地ガイドさんが出迎えてくれた。
毛糸の帽子をちょこんと被ったちっこいおっちゃん。
楽しい旅の始まりである

 


この1年半前
夫が亡くなって数か月後、二人の息子と3人でスペイン旅行をした。
あの時、3人とも「どうかしてるぜ」状態だったのだろう
実はその年の秋に私と夫はスペイン旅行を計画していた。
だから何としても行かねばなるまいと思い込んでしまったのだ。
学生だった次男は良いとしても長男はすでに勤め人
よく長期の休みが貰えたものだ
ホテルのベッドサイドに夫の写真を置き「ひっちゃ~ん。ぜんぜん楽しくないよ~」と私は泣いた。
実に「どうかしてるぜ」である

 

一年半あれば気分も変わる
いつまでも湿っぽい女ではいられない。

と、思っていたかどうか・・もう忘れちゃった。


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こちらは「おたまの未亡人日記」の旧ブログです
しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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コメント

今ザザッと計算しましたが随分と若い時に旦那様に先立たれたのですね、以来お一人で乗り越えられたのですねご立派です。

投稿: パコ | 2023年2月 2日 (木) 02時40分

★パコちゃんへ
やだ!計算しないで~~
若いから立ち直る元気があって良かったねってよく言われました。そうかなあ。どうかなあ。よくわかんない。
まあ。余生は長いです。あれからず~~~と遊んでる。エエんやろか。いいんです(独り言でした)


★匿名希望さま
コメントありがとうございました。
あなた様とハグしたい気分です
折につけ色んな同じ思いを共有してきたのでしょうね。これからもしぶとく(私の事ね)頑張ります。

投稿: おたま | 2023年2月 2日 (木) 11時24分

いやぁ、その気分に一定期間は何とも、ほわんと席巻されていた不思議な感覚、判るよ、僕にも。ホンマに。
して、いつもの元気溌剌の歌詠みなんて、素敵に生きてるんですね、あなたは。
はてさて、私も見習わねば。

投稿: ケンカバ | 2023年2月25日 (土) 20時26分

★ケンカバさんへ
コメントありがとうございます。
俳句が傍にあったという事はとても良かったと思っています。
下手で自己満足の句ですが「自分の為に」続けています。
様々な出来事。大きなことも小さなことも、その時々の自分を肯定してくれるような気がしています。

なんちゃって!少しカッコつけました。
見習っていただくような人間ではありません。
いやほんま。

投稿: おたま | 2023年2月26日 (日) 13時19分

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