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2023年2月15日 (水)

自句自解93  春遅し吹けば・・



いつの頃からか、二月が一年で一番好きな月になった。
おおむね旧暦一月十一日から二月九日辺りである。
節気は大寒・立春から雨水を迎え
東風解凍とうふうこおりをとく・黄鶯眩皖こうおうけんかんす・魚上氷うおこおりにのぼる・土脈潤起どみゃくうるおいおこる・霞始靆かすみはじめてたなびく
七十二候はかくのごとく移る

何言うてるかわからん?
私もワカラン。

わかるのは昔の人って(ちょっと待ってね電卓持ってきます)
365÷72 やから 
5日にいっぺんは季節感をアップデートしてはったという事
自然界における様々な現象を美しい言葉で。
この如月の項を見ただけでもうう~んとうなってしまう

奥様、興味ない?忙しい?
やっぱりあたしってヒマ人なのね。

よがす。よろしおす。私は私の道を行きます。
でも、2月っていいでしょ(未練がましく賛同を求める)

厳しい寒さは残っているがもうすぐやって来る春の気配
水は動き出し光を反射する。木々は芽吹き私は新しい靴を下ろす

ここで一曲。歌うは我らがマドンナ吉永小百合ちゃん
「寒い朝」を貼り付けようと思ったけど面倒くさいのでやめた。

 

  春寒し吹けばスープに出来る窪
(はるさむしふけばすーぷにできるくぼ)2018・2月

 

 

季語・春寒し(初春)
次回は3月1日更新予定です


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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コメント

魚上氷・土脈潤起 なんだかとても春を感じました! ちょっとした春の兆しにワクワクする月です。
ちなみに2月生まれです✌が、とくに寒さに強くはないです。

投稿: セッキーともか | 2023年2月15日 (水) 23時34分

俳句とはなんと細かな描写を書き留めるのでしょうと感心しました。それともおたまちゃんの感性がそうさせるのでしょうね。確かに確かにㇷ~っと吹けばスープにかすかな窪みが出来ます、今気がつきました。常日頃から何も見えてないことが判明、ただぼ~~~んやりと眺めてるのみこれじゃあ俳句は到底無理ね。

投稿: パコ | 2023年2月16日 (木) 06時23分

★セッキーともかさんへ
ともかさん2月生まれですかあ。
素敵な生まれ月!おめでとうございます。

寒さにnot strong それでよいと思います
1月生まれが全員お目出度いわけではありませんから。

★パコちゃんへ
アリンコから宇宙まで17文字で詠めるのが俳句だそうです。
私、蟻も、宇宙も詠んだことないけど。
あと、「俳句は発見」とおっしゃる先生もいます。例えば爪を切る音にも「ええ音やなあ」と感動するとか・・・
要はヒマなんでしょう。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

投稿: おたま | 2023年2月16日 (木) 10時37分

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