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2023年1月18日 (水)

自句自解72  来客のための・・



  

  来客のための庭掃き寒雀
(らいきゃくのためのにわはきかんすずめ)

 

 季語・寒雀(晩冬)
雀は年中見かけるものなのに、この時期だけ特別に「寒」をつけて季語になっています。
鴉(からす)もそう、寒鴉。
雀・鴉 だけでは季語になりません。
餌が少なくなり人目につく場所に姿を現すからだろうか
その姿が寂しげで人の心をひきつけるからだろうか
この時期だけの季語。

Img_0141


人間にとって一番身近なはずの雀を全くと言っていいほど見かけなくなりました。
例年ならば玄関のお正月飾りについている稲穂をついばんで辺りを散らかしていたのに・・

そういえば人間の子どもも見なくなったわ。
登校班のこどもたちの声も聞かなくなったし・・
子どもがゐなくなったのか、物静かな子ばかりになったのか・・

・・・・・

お天気が良いと人が来る。

イサオちゃんが大根二本ぶら下げてきた。畑から抜きたてです
そこへAちゃんがやってきて(Aちゃんの夫さんとイサオちゃんは友だち)
互いの近況報告。夫さん今日が初めての体験デイサービスなんだって。
イサオちゃんの妻は数か月前からデイに行ってます。
「お互い がんばろね」

本心なのか口先だけか
「おたまちゃんはええなあ。はよから身軽になって・・」
お二人ともわたしより一回り上です。
大根一本Aちゃんにあげる。

今日もいい一日だ。

 

 


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しばらくの間、俳句(自句自解)に特化して書きます
自分の覚え書きです。
2022秋

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