自句自解50 もう十八・・
もう十八まだ十八の子日向ぼこ
(もうじゅうはちまだじゅうはちのこひなたぼこ)2005・12月
法律が変わって「十八歳」はもう大人なんですってね。
アタシにもあったですよ。十八歳。
そそ。鬼も十八番茶もでばな・・誰が鬼やねん!
クソ生意気でとんがらがっていた自分の十八歳を(恥ずかしすぎて)思い出したくもないのだけど
私のばやい、自分が「大人」だと自覚したのは三十歳を過ぎていたわ(威張ってどないすんねん)
青春ってその真っただ中いる時はそれが何なのかわからない。
青春とはなんだ!と石原慎太郎に訊かれてもねえ。
ラグビーボールを抱えて夕陽に向かって走る。がむしゃらに?
「青春とは徒労の季節だ」と言った作家がいた。石川達郎だっけ?
そこでは何をしてもかまわない。もがいても突っ走っても・・
何をしなくても?何もできなくても?
キラキラして眩しい
と言われた(私を含む私達の事)
でも当人(これは私の事)は苦しかったよね
何の希望も無かった私の十八歳。クスン。
・・・・・・・
季語・日向ぼこ(三冬)
俳句では字数の関係から「ひなたぼっこ」を「ひなたぼこ」と使うことが多いんだけど
「ぼこ」って何だろ。とヒマな私は思い悩み
そこでググってみますれば、元々「ひなたほこり」(今でも使うわね)だったのが
ほこり ぼこり ぼっこ になり
で、その「ほこり」は「誇り」「惚けり」の諸説がある
とのことでした。
「ぼこ」って方言で「小さな子」を指すこともあるそうで
十八歳に日向ぼっこはよく似合うかもしれない(自画自賛)
自分への不安と不満でもがく十八歳を穏やかな冬の日差しがやさしく包む。
句の中の「子」はうちの子ではありません。
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