自句自解35 改札機に・・
「改札機に切符忘れし冬日和」
(かいさつきにきっぷわすれしふゆびより)2010・11月
そういえば、長い間「切符」を買っていない。
コロナで公共交通機関の利用が減ったというのもあるが
今は「切符」ではなくICカードの乗車券を使っている。
この句を作った10年以上も前は、切符やカードを改札機に入れ読み取りさせる方式だった。
ゆえに、切符の取り忘れという事が往々にして発生した。
今は改札機の四角いところにカードをタッチして「ピッ」というお許しがでると通過させてもらえる。
私が使っているのはその名もPiTaPa プリペイド方式乗車券である
ピタパ!面白いネーミング。
余談だが、その昔若い友人と街を歩いていた。
「あ!ちょっとごめん」知りあいを見かけたようだ。
二言三言言葉を交わして戻って来た。
「あの人、〇〇〇の名づけ親やねんよ」と言った。
〇〇〇がSuicaだったのかIcocaだったのか忘れたが・・
広告会社に勤める若い(私から見たら)男性だった。
それに続いて聞いた話があまりにも面白かったのでよく覚えているのだが内緒話なのでご披露できない(なら。書くなよ!やね)
話、俳句に戻ります。
季語・冬日和(三冬)
お日様の恵みを一番感じるのは冬のこんな日かもしれない。
柔らかく穏やかな日差し。それでいて冬の冷たく澄んだ空気。
お日様の心地よさにぼんやりして切符を取り忘れてしまった。電車に乗ったはいいが改札口を出る時、はて?どうしたんだっけ。同じときに作っているのが
「原発の話などして今朝の冬」
車内での会話だ。相手はM子さん。
季語・今朝の冬は立冬のこと。あの日は立冬だったんだ・・。
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