自句自解48 遠吠えや・・
遠吠えや一戸に一個木守柿
(とおぼえやいっこにいっこきもりがき)2019・11月
冬に入り、あんなにたわわに生っていた柿の木に
柿が一個だけ取り残されているのをみかけます
木に対するお礼ような、命を継ぐ祈りのような
餌が少なくなった鳥たちへのプレゼントのような・・
柿は晩秋の季語ですが木守柿は初冬の季語になります。
「きもり」「こもり」どちらで読んでもいいそうです。
鳥獣狩猟の解禁日は毎年決まっているのでしょうか
一般に11月の中頃だと思います。
木守柿が見られるようになると猟期がやってきます
狩猟に連れて行く犬にもその時期がわかるのか
昔、オオカミだった記憶が呼び覚まされるのか・・・
「軽トラに犬乗せ猟期来たりけり」
猟期も初冬の季語になっています
軽トラの賑やかなエンジン音。前のめり姿勢で運転する猟師さん。
助手席には飼い主にも劣らぬ気力十分の犬。
次次と林の中に入っていくのです。
私の知る猟犬たちは大体中型で、絶対にペットショップでは手に入らないタイプ
精悍な顔つきが、ものすごく、カッコイイです。
次の更新は12月1日の予定です。
メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど
最近のコメント