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2022年10月 6日 (木)

自句自解24  秋深しカレーの・・



物思う秋と申しますが
日頃、今夜の献立くらいしか思い悩むことのない奥様でも
秋の深まるこのわびしい季節感に
「ああ・・秋」とため息をつかなきゃ乙女とはいえません。
たとえオカメでもオトメ心を持つものです

それはなぜか。尊敬する寺田寅彦先生はこうおっしゃっています。
四季に暮す日本人は季節の移ろい、そのわびさびに自分自身を投影させる。ってね
ええ。こんな言い方ではないですよ。もっと賢げに言うてはります。

人生も枯れ衰え始めた奥様!
しみじみするのは 今です

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秋寂ぶ(あきさぶ)・身に入む(みにしむ)・秋思(しゅうし)
秋の心情を表す季語がたくさんあります。

 

 

  秋深しカレーの匙に映る顔
 (あきふかしかれーのさじにうつるかお)

 

 

季語・秋深し(晩秋)

自分が小顔だといっているわけではなく
カレーを加齢に掛けているわけでもありません
真面目に作った わたくしの力作です。

 


メインブログはhttp://nurebumi-2.cocolog-nifty.com/です。ただいま休止中やけど


 

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