自句自解23 うそ寒や一日・・・
うそ寒や一日鳥とのみ話し
(うそさむやひとひとりとのみはなし)
週の半ばから急激に気温が下がるという予報
うそや~ん。昨日は扇風機を納屋に入れるのに汗だくだったよ。
「ちょっとなおすの早まったかな」と思ったくらい。
(こちらでは、片付ける・収納するを「なおす」っていいます)
季語はうそ寒(晩秋)
秋も半ばになるとうっすらと感じる寒さ。
「うそ」は「嘘」ではなく「薄」が訛ったものだそうだ。しかしその「ウソ」と言う響きから内面の寒さに響くように思うのは私の考えすぎかもしれないわね。
・・・・・・・・
道を隔てたお隣の奥様がゴミ当番の用具を持って来られた。
ゴミ当番は一週間交代
こちらへ引っ越してこられてから2年近くになるかな。
この方と言葉を交わすのは2ヵ月に一度のこの機会くらいである。
「お変わりないですか?」と聞いて下さる。
当方が一人住まいであることはご承知だ。
前居住者も、新築されたその前の居住者もそれぞれ15年以上住まわれたあと婚姻関係が破たんして家を手放された。
そのことを、ゴミ当番の引継ぎに来られたこの奥様のお耳に入れてはいけないとなんとなく思っている。
私はそう思っているが、もしかしたらご存じなのかもね。
世間の人っておしゃべりだからね。
仕方ないね。
私はこの感じのいい奥様の幸せを祈るのみ。です。
「夜、主人が帰ってくるまで誰とも口をきいていない日がある」
とおっしゃる。
「よろしいやん。帰ってくる人がおられるんだから」
と笑う。
おたまちゃん!ほんまにそう思うてるんか?
いや~~よう分らんなあ・・・
鳥は飼っているわけではない
庭に来ますよ。この季節。色々な小鳥が。楽しい。
平和で幸せ。
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コメント
帰ってくる人がいる幸せ?帰っては来ない、何時も居る鬱陶しさ?どちらが良いのやら・・・。朝ご飯を何時に食べようが12時にはキチンとお腹が空くらしい。あ~あさっきお茶碗洗ったばかりなのに~とつい愚痴が出る。会話は殆どありませんその分独り言が多くなりましたしテレビに向かって話しかけてます。たまに敵さんに話掛けても返事が無く耳が遠くなった敵さんは「何時もの独り言かと思った」と。
投稿: パコ | 2022年10月 6日 (木) 06時18分
★パコちゃんへ
テレビドラマ「ミヤコが京都にやって来た」のなかで面白いシーンがありました。
⇑無料動画配信でそちらでも見られるのじゃないかな。観光地ではない京都の街が沢山みられるのでいいですよ。
で、一人暮らしだった父親が突然現れた娘と二人暮らしを始めるのですが
食事をしながら
「鮎やなあ・・」と父
間があって「鮎ね・・」と娘
父は「二人で暮すってこういうことやな」
この会話がいいんです。
だから、パコちゃんも「んも~~」とか言いながら今が一番なんですよきっと。
投稿: おたま | 2022年10月 6日 (木) 10時15分