自句自解30 マスターは・・
マスターは元教師らし秋の雨
(ますたーはもときょうしらしあきのあめ)2019・10月
人生には望むと望まざるとにかかわらず舵を切り直すことがある。
用意された幾つかのステージ
選択するのは自分であり、人は選択を繰り返しながら人生を歩む。
結局のところ選択とは自分が望んだこと。
それを意志っていうんだろうな。
・・・・ああ、何言ってるんだかわからなくなっちゃった。
教師を辞して、喫茶専門学校に通われたらしい。
経営のノウハウを学び満を持して開店。
卒業の時、開店しても生き残れるのは3割に満たないと言われた
人に恵まれた。とおっしゃるが
その3割に入られたのは、「何がしたいのか」という確実なコンセプトをもち、それをめざして来られたからだと思う。
クラシックの音楽の流れる店内で寡黙なマスターの淹れてくれたコーヒーを飲む。
ドアのカウベルがなると、顔なじみの常連さんではないかと振り向く。
ノートを開く学生さん。やたらと綺麗な女性。お爺さんの三人組。
会釈だけの付き合いのそれぞれがコーヒーの香りと時間を共有する。
さういふやうに、ぼんやりと日々を暮すのもあたしの選択
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