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2022年10月12日 (水)

自句自解30  マスターは・・



 

  マスターは元教師らし秋の雨
(ますたーはもときょうしらしあきのあめ)2019・10月

 

人生には望むと望まざるとにかかわらず舵を切り直すことがある。
用意された幾つかのステージ
選択するのは自分であり、人は選択を繰り返しながら人生を歩む。
結局のところ選択とは自分が望んだこと。
それを意志っていうんだろうな。
・・・・ああ、何言ってるんだかわからなくなっちゃった。


教師を辞して、喫茶専門学校に通われたらしい。
経営のノウハウを学び満を持して開店。
卒業の時、開店しても生き残れるのは3割に満たないと言われた

人に恵まれた。とおっしゃるが
その3割に入られたのは、「何がしたいのか」という確実なコンセプトをもち、それをめざして来られたからだと思う。

クラシックの音楽の流れる店内で寡黙なマスターの淹れてくれたコーヒーを飲む。
ドアのカウベルがなると、顔なじみの常連さんではないかと振り向く。
ノートを開く学生さん。やたらと綺麗な女性。お爺さんの三人組。
会釈だけの付き合いのそれぞれがコーヒーの香りと時間を共有する。

さういふやうに、ぼんやりと日々を暮すのもあたしの選択

Dsc02710


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