自句自解17 秋暑し・・
「秋暑し蔓のあるもの皆捻れ」
(あきあつしつるのあるものみなねじれ)2018・9月
天気予報通り今週は暑い。
もう九月も半ばなのに・・
季語、秋暑し(初秋)は残暑の傍題である。残る暑さ。秋暑。も同じく傍題になっている。
餞暑(せんしょ)といういい方もあるようだ。初めて聞いたわ。お餞別の餞です。
残暑・残る暑さは夏を引きずっている暑さ。
秋暑・秋暑しは秋になっているのに暑い。夜はひんやりするが日中は暑い。その暑さ。
このふたつは同じようで全く違う
何がどう違うか説明せよ。といわれても私には無理。
でもこの国に暮す人には感覚として違いが判る。
だから季語っておもしろい。とおもう。
生きている。その感覚が豊かな日本語の中に在る。
例えば、つまり、今日は「秋暑し」だな。そして
捻れたものに暑さを感じる。
なぜ?と聞かれても説明できない。
あれあれ、こんなに捻れちゃって・・・・
と言いながらフェンスに巻き付いたヘクソカズラの蔓を引っ剥がし、サルトリイバラの蔓をそーっとほどく
今朝。
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