自句自解8 校庭に・・・
「校庭にうさぎでている野分あと」
(こうていにうさぎでているのわきあと)2014/9月
季語は野分(仲秋)
「のわき」または「のわけ」とも読む
台風。台風の余波。と歳時記にあるので「野分=台風」なのだが
じゃあ。どう使い分けるかという事になる。
じぶんとしては、発達した低気圧が東に進み日本付近を通過するのが「台風」で
そこに「情緒」を加えたものが「野分」かなあ~~~~~と思うとります。
強風の夜が去った。
あの雨風が嘘のようにからりと青空がみえる朝である。
野分あとに「美」を見出してみたい。でっきるかなあ?
校庭には昨夜吹きとばされた大きな葉がからからと舞っている
台風の余波と思しき風が時折吹き渡る。
子どもたちが世話をしている小屋の垣が壊れたようだ
うさぎが所在なさげにじっとしている。
20年ほど学んできた俳句結社を離れて2年が過ぎた。
ただただ「モノを詠みなさい」と教わってきた。
実際に自分の目で見、耳で聞き、肌で感じた事柄をすくい取りなさい。
その事の意味が今やっとな~んとなくわかってきたような気がする。
やっとだよ。
今月は「台風」で2句だすつもり。
「台風」です。自分では気に入っているが、そんな句ほど・・
こける。
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