自句自解4 苧殻火を・・・
「苧殻火を焚くそれぞれに膝抱きて」
(おがらびをたくそれぞれにひざだきて)2007・8月
わが家は浄土真宗なので「お盆だからご先祖様が帰ってみえるわけではない。何も特別な事はしなくていい」と教わっている。
そう言う住職がお盆の時期忙しく檀家巡りをしてるのは、なんか解せん。ハハ。
とりあえず?姑がやっていた通り盆支度をし墓掃除をし、迎え火送り火を焚く。
季語は「苧殻・苧殻火・苧殻焚く」(初秋)
麻の茎の皮をむき干したものを「苧殻」といいこれを焚いて盆の門火にする。
これって本当に麻の茎なんだろうか、やけに白い。三本入りで100円。made inマレーシアとある。
2007年の作なので夫の初盆の次の年(三回忌の盆)ということになる。
小さい家族。私と二人の息子。三人の迎え火だ。
姑も夫も黄泉へわたり、フクちゃん(犬)もミー子(猫)も二人について行っちゃった。
おセンチな事この上ない。
原句は「苧殻火やそれぞれが抱く膝頭」であった。
句誌には上記に添削され掲載。
どうなんでしょ。
いえ。べつに文句ないです。
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