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2013年6月19日 (水)

メランコリー


baseballbaseball


松尾和子さんといえばセクシーなハスキーボイスと囁くような歌い方が魅力的な歌手でした。
そう。「ニューヨークのタメ息」といわれたヘレン・メリルみたいに。

「誰よりも君を愛す」「再会」という歌がヒットしたのが1960年だそうですので、おたま、かろうじて(?)生まれており、しかも口ずさんでおりました。

元々、ジャズ歌手を目指し、戦後、進駐軍のキャンプやナイトクラブで歌っていたそうです。

clover

以上はウィッキペディアで調べられる範囲の内容です。

おたまが知りたいのは
戦後(ベースキャンプ時代)に歌っておられた
「メランコリー」という曲です。

この曲で彼女の名は世に知られ、熱狂的なファンが生まれたといいます。
当時ジャズを勉強していたのですが、この「メランコリー」はなんとシャンソンです。

もしかしたらレコードにはなっていないかもしれません。
どなたか、この曲(松尾和子版)をご存知ないでしょうか。

clover

昔、ラジオからカセットテープに録音し、それを車で聴く。ということをやっていました。ひっちゃんの好きだった「メモリーズオブユー」というスタンダードジャズばかりかかる番組のテープが今も何本か残っています。

そんな感じで、なぜか松尾和子さんが出演された番組をたまたま録音していました。ラジオから流れる彼女のスキャットが素晴らしくてあわててスイッチをいれたようです。

そして「メランコリー」が流れました。

物憂く、けだるく・・・

この曲を聴くためだけに何人もの人がクラブに詰め掛けたそうです。

残念ながら、録音テープをなくしてしまいました。
紫陽花の季節になると、この曲をもういちど聴いてみたいとおもいます。

clover

沢たまき・澤村美司子などと同時代にジャズシンガーを夢見た松尾和子がなぜ抜きん出てメジャーになったのか、それは歌謡曲路線に方向をかえたからなのですが、彼女のジャズ歌手としての才能・センス・適性を考えれば惜しいような気がします。
ジャズ修行時代の厳しい練習の話なども録音されていたと思います。

clover

全く関係ないのですが、昨日NHKラジオのアーカイブスで平林たい子の「自作を読む」を聴いていました。

同時代を生き、好敵手といわれた林芙美子があれほど世に出ていったのに比べ、天才・平林が表にでなかったのか。それは彼女がずっとプロレタリア文学の陣営に属していたからだと思えます。

沢たまき・松尾和子の話と比較するのも変ですが
多くの人が求めるものにあわせることが世に出ることにつながるのだけど、ほんまに、歌謡曲でよかったの?と

それは、泉下の松尾さんに聞くしかないですけどね。



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コメント

お今晩は!

下のURLちゃいますか?
コピーして見て下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=bXHJ5jyB-Iw

出なければ、これでは?

http://youtu.be/bXHJ5jyB-Iw

投稿: OJIN | 2013年6月19日 (水) 23時11分

baseballOJINさん
ウオッimpact
ありがとうございました。
youtubeもずいぶん探したのですがみつけられませんでした。
あっさりとご提示感謝です。
中で、フランクさんも「この歌をききにクラブに通いつめた」と言っておられましたね。
こんな大人っぽい歌い手さんは今は居られないですね。
ありがとうございました(2回目)

投稿: おたま | 2013年6月20日 (木) 10時41分

いまから検索してみようと思ったけど見つかったようですね
俺も聞いてみたいのでよければどこで聴けるか教えて
ねぇねぇおたましゃん自分だけ楽しんでないでおしえてよぉ~

投稿: poo | 2013年6月21日 (金) 08時32分

こんにちは

メランコリー…
私は越路吹雪さんの歌で聴いておりました。
松尾和子さんでも是非聴いてみたいと思います。

投稿: three-ring | 2013年6月21日 (金) 17時27分

baseballpooさん
う~ん。poo氏にはちょっと早いかな?
大人の歌だからね。
十分大人だって?
うんにゃ。
歯医者さんに1人で行ける様になってからだね。

baseballthree-ringさん
越路吹雪さんはさすがの歌唱力で聞かせますね。越路さんはどこか距離をとって物語性のある歌を聞くという感じなのですが松尾和子がうたえばそこにバーカウンターがありグラスがあるような、そんな臨場感があります。
そして、ジャズっぽいです。

1947年に日本で上映された映画の挿入歌ということですが、もしかしたら松尾さんのほうが先に歌っておられたのではと思います。訳詩が岩谷時子さんのものではないようです。
おたまが録音していたものでは、たとえば
最後の「1人涙をこぼして酒を飲む」(岩谷訳)のところが「1人グラスに涙をこぼし酒をのむ」と歌っています。
詩的にはグラスに涙をこぼす方がいいと思われません?
どうでもいいですか?ププ。

投稿: おたま | 2013年6月21日 (金) 18時11分

こんばんは

両者の聴き比べをしてみましたが、さすがに歌詞の違いまでは気づきませんでした!
それで、もう一度聴き直し。

そうですね、松尾和子さんの歌はしっとりしていて絵的に美しく、越路吹雪さんの場合はシャンソン特有のけだるさや投げやりな感じが表現されている気がします。

ひょっとしたら、岩谷さんの歌詞から「グラス」を省いたのが越路さんなのではないでしょうか。

ついでに松尾和子さんの歌うジャズを聴きましたが、あまりにも上手なのに驚きました。
彼女の「再会」は好きですが、ジャズをもっと歌って欲しかったと思います。

投稿: three-ring | 2013年6月22日 (土) 00時08分

baseballthree-ringさん
ジャズって「AGAIN]ですか?
ユーチューブでみつけて感激しました。
やっぱり巧いですね。
ジャズの基礎練習は猛特訓されたようです。録音していたラジオ番組でもそのときの練習方法を披露されていました。

投稿: おたま | 2013年6月22日 (土) 09時15分

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