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2013年3月28日 (木)

道具


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これが、「糸巻き」だということは知っているけど。実際に使われているのを見たことはありません。

どんな人がくりくりくりと糸を巻いておられたのでしょう。

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そういえば、おじいさんの五つ玉の算盤やおばあさんの尺差しの裏には、このように使い始めの日にちが書いてありましたっけ。

吉日を選んで道具をおろし、作業や仕事が順調にすすむ事を願ったのですね。

何でも簡単に手に入る時代に生きていると、モノを生み出すことや、その道具にまで思いを致すことなんてありません。

clover

20年以上前ですが、知人がネパールに暫く滞在していました。
ネパールの赤ひげと呼ばれた岩村昇博士にくっついて行ったそうなのですが、彼(知人)が何をしていたのか知りません。

そこでは、とにかくゆっくりした時間が流れていたそうです。

ある日メガネのつるが取れてしまい困っていたら、
たぶん(何でも屋さん)のようなおじさんが、直してくれるというのです。

おじさんは、メガネのビスのようなものをはずすための、小さなドラーバーを作り始めました。

 「そこからかいっ!」

毎日毎日、修理の様子を眺めにいきました。
完璧な形でメガネが戻ってきたころには、ネパールという国そのものが大好きになっていたそうです。

clover

少し前の日本には糸巻きのように、素朴で知恵の詰まった道具が使われていたのですね。

大切にされた道具たち・・・。
道具に込められた願いが日付けの文字に現れているような気がします。

余談ですが、「糸巻き」といえば「糸巻き戦車」
カタン糸が終るのを待ちかねて、糸巻きを母にもらいました。

お嬢ちゃん、おたまは作れません。
近所のお兄ちゃんに作ってもらいました。

あの頃、みんな「肥後守」を持っていたのではないでしょうか。
今なら学校に「刃物」を持って行ったら大騒ぎでしょう。

割り箸と輪ゴムは今でもあるけど、木製の糸巻きはどうなのでしょう。



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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

子どもの頃、我が町には製糸工場がたくさんあって、
ああ野麦峠のように、大鍋でお蚕さん煮て
糸を取り出しているのを見ました。
糸巻の形は違うけれど確かにありました。
妹背山でお三輪が持って出てきますよね。
5つ玉そろばんはひっくり返してソリみたいに乗って遊んでました。
古い話に食いつきやすい私…coldsweats01

投稿: ばんび | 2013年3月28日 (木) 17時58分

そういえば昔親父が小さな机をお正月に使い始め、その時に日付と名前とを書いてた事があったなぁ
なんか思い入れがあったのかな
使い捨ての世ですから今は物に思い入れして大事に使うって事を忘れてますね
考えを改めなきゃなぁ・・・

投稿: poo | 2013年3月28日 (木) 19時58分

懐かしいな~
糸巻きから連想したのが、姉に命令され仕方なくやった「毛糸とり?」
姉が毛糸玉に巻取り易いよう束を両手首に持たされて・・・
毛糸を1本にして出さねばならず油断禁物、退屈で面白くない。
でも、その毛糸が一晩で手編みのセーターになるのだから文句言えませんでした。
ほどいた毛糸を湯気で伸ばすのも手伝わされました。末っ子の悲哀!
糸巻き戦車も作ったし、肥後守で糸巻きの縁にギザギザ刻んだら戦車が坂を登る。
何しろ、マンガは「のらくろ」「冒険ダン吉」「タンクタンクロー」ですからね。
おたまさんは知らんやろ?

投稿: osダンボ | 2013年3月28日 (木) 23時08分

baseballばんびさん
そうそう。お三輪ちゃん!
恋のおだまきクルクルとnoteで、いじめ殺されるんですよね・・かわいそnote

そろばん。やりましたね!
ばちあたりと凄く叱られました。

糸取りって、去年トルコの絨毯屋で初めてみました。シルクが高級品だということがよくわかりました。

baseballpooさん
きっと大切にされていた机なのですね。
その机、poo氏も使われたらいいのに・・

そです。モノは大切。
poo氏がほったらかしにしているものでも、人によると、うらやましいものだってあるのです。
桜餅。たまには頭に載せてくださいcherryblossom

baseballダンボさん
さすがに、のらくろ・・・は伝説でしかしらないですcoldsweats01
マンガをみたらバカになるといわれました。
アニメと言う言葉もなく、動く漫画(ポパイなど)は「テレビ漫画」っていいました。
いまや、アニメは「ばかになる」と言っていた大人のものですねcoldsweats01

毛糸とりはよくやりました。
腕がだるくなるのでいやでした。
糸を数える、「かせ」という単位もきかなくなりましたね。
母はよく「ひとこ」「ふたこ」と数えていましたがあれは方言だったのでしょうか。

投稿: おたま | 2013年3月29日 (金) 10時36分

うん、いいお話ですねぇ。
私もヤカンの口から出る湯気で
毛糸を伸ばすのを思い出しました。

小さなドライバーから作るの・・・もう日本にはそんな人いませんね。

磨針峠の観音様のように
斧から針を作るなんて民話にしかないな。

道具は大切にしなきゃ。
いいお話をありがとうございます(._.)アリガト

投稿: kimi | 2013年3月29日 (金) 12時13分

仕事柄 プラッチックの糸巻きならパットン氏もびっくり位貯まるんですけど
木ィが良いわねぇ
毛糸を解いてモノゲンで、洗って大きなカセにしたのを又、毛糸玉にする時に使う
お父もガキの手もいらない カセクリ器ちゅう そのまんまネーミングな道具 
ばあちゃんの遺物にありました。つぶれた傘と魚釣りのリールみたいな
へんてこなやつですが、チョツと便利です。

投稿: youko | 2013年3月29日 (金) 14時42分

baseballkimiさん
なに。なに?その民話・・興味津々。
kimiさんは仏師なのですよね。
口先だけで生きている人間はクリエイティブな人にあこがれますheart

baseballyoukoさん
え~~?youkoさん。お仕事何やってはるの?
六波羅密寺の土蜘蛛?
糸吐いてたけど・・・・・

おお。思い出しました。傘の骨をひっくりかえしたみたいなの・・
ミシン編み機の傍にありました・・。
ふつ~に家にありましたね。

投稿: おたま | 2013年3月30日 (土) 10時08分

おたまさま
磨針峠、詳細はわかりませんが
こんな感じ・・・
http://kimikoide.cocolog-nifty.com/papillon/2012/08/post-e87d.html
余談ですが、勘九郎さんの番場の忠太郎に
磨針峠馬場宿に生まれというセリフが出てきました。
馬場宿って中山道、近江、磨針峠にあるそうです。

朝ドラ、2回目、見ました。流石クドカン。
宮本信子でいきますsign03

あっ、それからあたし仏師ではありません。
趣味で彫ってるだけで~す(/ω\)ハズカシーィ

投稿: | 2013年4月 2日 (火) 08時30分

baseballkimiさん
ありがとうございました。
磨針峠行かなきゃrun
伝教大師の影響下の地域で「弘法」さんのいいお話。さすが「滋賀」。ふところが深いと突っ込みながら・・・
分からないのが「針」の作り方です。
斧で石を削って石の針を作る?んなわけないですね。
斧から出た金属粉をこねて針を作る?
その工程がさっぱりわからんのです。
昨夜は眠れませんでしたsleepyウソ。
番場宿ってそんなところにあったのですね。忠太郎が近江の人だったなんて・・・
なにか、親戚の甥っ子のような気がしてきます。(なんでやろ)

投稿: おたま | 2013年4月 3日 (水) 09時43分

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