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2012年6月12日 (火)

阿古屋(壇浦兜軍記)



 「盛塩をくずし祗園の走り梅雨」 おたま

昨日、
坂東玉三郎特別公演を観に京都南座に行ってきました。

関西がまだ阪神大震災の復興に懸命だった14年前。
新築開場した松竹座が初めて迎える初春歌舞伎の目玉として上演されたのが、この玉三郎の「阿古屋」でした。そのときの事を、

「息を呑む」っていうやろ・・・ちゃうねん!
「息が止まる」くらいの美しさやねん。

と、おたまは友人に語っていたらしく、今回、その友人がチケットを手配してくれていたのでした。

まあ、何やね。
男と女の出会いっていうのは、ほんまにひょんな事やねんな。

合コンとかしてたわけやないねんよ。

そう、悪七兵衛と呼ばれる平家の猛将、景清はんと出会ったのは、あの方が折々に、清水さんに詣でる五条坂やった・・
羽織の袖のほころびを直してあげたんどす。
それが最初・・
で、次は、急な雨に遭わはったさかい、番傘を貸してあげたんどす。
傘を返しにきやはって・・まあ、お茶なと一服差し上げたいと・・・・きゃそんなこんなで、今、ワタシのお腹には、あの方の嬰(やや)が居るのどすえ。

お裁縫は大事やね。ほころび直してあげて、ややこに到る。うふっ
でもね。嬉しい日も長くは続かず、今では・・
ふっつり絶えた縁の糸・・・

だってだってだって、彼は、平家滅亡後も頼朝の命を付け狙っている。というので、源氏方が躍起になって行方を捜しているところですねんよ。

あ。あちきですか?申し遅れました。
京都五条坂は花扇屋の傾城「阿古屋」と申します。

017_copy
花が女か男が蝶か~。
きれいでしょ。この牡丹と蝶の衣装。

前を向いたら、びっくりしますえ~
孔雀の総刺繍の、その名も「俎板帯」。

傾城としての阿古屋の貫禄。華やかさもさることながら

今、歌舞伎界で阿古屋を演じ切れる唯一の女方としての玉三郎の圧倒的な大きさにふさわしい豪華さです。

ハナシの続きは又明日です。



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コメント

きゃぁ~
行きたかったんですよ。

でもね母が見たいと言うんで・・・。
私は前にも一度見たし
また見れるかもしれないから
チケットあげました・・・。

あぁ、でもすこし後悔。。。
母は明日行くんです

投稿: kimi | 2012年6月12日 (火) 20時57分

kimiさん。
親孝行されましたね
きっと、大満足されますよ。

残念ながら、今回は2階席でした。
もう、双眼鏡覗きっぱなしです。
以前観られたのは、関西でですか?

例の代役興行がきっかけ(怪我の功名)でぽんぽんと続いているようですので、また、掛かるかもしれませんね。

投稿: おたま | 2012年6月13日 (水) 09時46分

おたまさん、お久しぶりです。
そうか~、そんなにきれいなんだ。
確かにこの人は、着物のしわまできれいに見える!洗練されきっているとはこういうことか?
と思いますです。

投稿: Ryoko | 2012年6月15日 (金) 14時58分

う、うらやましい限りです。

投稿: ばんび | 2012年6月16日 (土) 00時21分

おたまちゃ~ん、元気でっか?!・・・、

人の解釈はいろいろですわぁ~、

そやけど玉三郎の妖艶な美しさと
おたまちゃんのブログのおもろさは
ほんまもんですぅ~・・・


投稿: ヘルブラウ | 2012年6月16日 (土) 15時47分

Ryokoさん
男が演じる女というのは、男の目を通した女性像の具現ということでしょう。
それは、リアリズムということとは又違う美しさがあります。
なんてね。ヘリクツを言ってますが、理屈抜きにきれいですよ

ばんびさん
うらやましいのは「きれいなこと」?
「キレイなものを観てきたこと」?

きっと、後者ですよね。
なら。わかる

ヘルさん
なんだか、忙しくて、ブログのアップにアプアプしています。
まあ、ぼちぼち書きますわ。
面白い話はたくさんあるんやけど、どんどん、後ろに飛んでいく~~
畑も飛ぶ飛ぶ、家も飛ぶ~~

投稿: おたま | 2012年6月17日 (日) 00時45分

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