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2012年1月21日 (土)

おじいちゃんの葬式②



おじいちゃんの家につくと、おじいちゃんはもう
死んではりました。

おじいちゃんはその日、淀の競馬に行き、帰宅後風呂に入り、「ひょっこりひょうたん島」を見ながら、イカのお造りで晩酌をし、上機嫌でお寝間に入りしばらくして、おばあちゃんが気がついたら死んでいた。

というふうに、ワタクシの記憶データにあるのですが

ここで、一つの疑問があります。
この日は競馬があるくらいだから日曜日です。だって、我々はお花見に行ってました。「日曜日」にひょっこりひょうたん島を放送していたのでしょうか。
世間が完全週休二日制を導入するウンと前の話です。
よって、土曜日は半ドンで、花見や競馬に行くなら日曜だったはずです。

≪検証≫せねばなりますまい。
wikipediaへ行ってまいりましたよ

ひょっこりひょうたん島 
  放送期間 1964・4・6~1969・4・4
  放送時間 月~金 17:45~18:00

そうです。おじいちゃんは「あの日」ひょっこりひょうたん島を見てはいなかったのです。

可哀想な、おじいちゃん。

おじいちゃん宅、到着の場面に戻ります。

かかりつけの病院の先生も帰られたあとで、ざわざわと人が出入りしていました。
いつも玄関にいる飼い犬の「ジェス」が裏のイチジクの木の下にくくられていました。
ジェスは賢い犬でよく一人(一犬)で散歩をしていました。
当時はおもむろに犬が散歩していたものです。

たいていは、駅前のおじいさんの店や事務所に通勤していたようです。

道でばったり出会うと
「おうっ!おたまちゃんか」みたいな顔をしました。

「ジェス。ちくわ買うたろか」というと尻尾を振ってついてきました。
お菓子やらちくわやらタワシやらを売っているお店で、確かちくわ一本5円だったと思います。いや、10円だったかな・・。
今でいうたら、コンビニやね。
いうても、店番は脱サラのオーナーやアルバイトのお兄ちゃんではなく、一日の大半は座りっぱなしのおばあさんでした。

ジェスはその場で決して食べません。
ちくわを咥えると一目散に家に走って帰ります。
あとから、あたしが追いつくとジェスは自分の小屋の前にちくわを置き「お座り」をして待っています。

ジェスが待っていると思うと、あたくしも全力疾走です。
バタバタバタ。

「おあがりなさい」というまで決して食べませんでした。

M兄ちゃんが拾ってきた雑種でした。
というか、犬は雑種が普通で拾うか貰うが普通でした。

今、雑種犬を拾いたいと思っても、そんじょそこらに落ちていません。

ジェスはおじいちゃんが亡くなった何年か後になくなり、裏のイチジクの木の下に埋めてもらいました。

動物霊園などというものは無かったように思いますし、そんな発想(霊園につれてゆく)も無かったと思います。

そうそう、ジェスの葬式ではなくて、おじいちゃんの話でしたね。
では、また明日。

 



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コメント

ああ、ついにひょうたん島が出てくるのね。私はひょうたん島をやっていた劇団に研究生で入ったんです。半年ほどで帰ってきましたが…。地元に帰って20歳の時自分たちの劇団を立ち上げました。無鉄砲、無謀といわれましたが若さで突っ走りました。途中でちょっと休憩して、また再開して今に至ります。
おじいちゃんのお葬式、横道それる度に時代背景が走馬灯のようにめぐってきます。
変な絡み方でごめんね。

投稿: ばんび | 2012年1月21日 (土) 10時01分

ばんびさん
ああ、もう何かね、「人形劇団」という響きだけで、鼻の奥がツーンとしますわ。

疾風のように現れて、子どもの目をキッラキッラにさせて疾風のようにトラックで去っていった・・・あの、お兄さんお姉さんはどこに行っちゃったんだろ・・・と思っていたけど・・ばんびさんだったのね。

何人の子どもが、あのトラックの後ろに乗っかってついてゆきたいと思ったことか・・。

投稿: おたま | 2012年1月22日 (日) 08時20分

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